第14話

 構えの大きな高層庁舎が立ち並ぶ霞が関・永田町一帯で、その庁舎はこじんまりとして、ひと際控えめに見える。しかし、首相官邸のすぐ近くに建つというだけで、圧倒的な存在感を示している。内閣府本府庁舎。道路を挟んで首相官邸と向き合うのを見れば、規模が小さいのは、権限が少ないのではなく、少数精鋭が理由だと気付かされる。

 内閣官房内閣情報調査局――通称CIRAは、その庁舎の六階を占有している。

 玄関ホールに入ると、左に守衛室があった。浦瀬は警察手帳を見せて、CIRAの小松崎由梨に会いたいと告げた。守衛は帽子のつばを上げ、浦瀬の顔を覗き込む。

「お約束ですか」

「いえ」

「少々、お待ちください」

 守衛は受話器を取り上げた。ふた言、三言話して受話器を置く。

「いらっしゃるそうです。そちらの面談室でお待ちください」

 作り笑いを浮かべて、隣の部屋を指し示す。

 ドアを開けて、その部屋に入った。ふた組の応接セットがある。それぞれ、三人掛けのソファを向かい合わせにしている。奥のセットを使うことにした。浦瀬はソファの中央に座り、小杉が右隣に座った。

 ほどなく、ドアをノックする音がした。振り向くと、若い女がドアを開けていた。彫りの深い面立ちをしている。上背は百七十センチを超えるだろうか。浦瀬を見て微笑む。

 女は部屋に入ってドアを閉めた。しなやかな所作でソファを回り込み、浦瀬の向かいに座った。栗色の髪先が肩にかかっている。その容姿から、まだ二十代だと思う。だが、人を従えるような落ち着きがある。

「小松崎です。名刺は差し上げませんが宜しいですね」

 由梨を見て、小杉は背筋を伸ばした。明らかに緊張している。視線を合わせるのも面映ゆいのだろう。眼を逸らし、慌てた様子で胸のポケットから手帳を引っ張り出す。木下の遺体を見て平然としていたのに、由梨を見て落ち着かないというのが、面白い。

「初めまして、と言ったら、白々しいかしら」

 由梨は浦瀬を見つめて言った。浦瀬は眉を顰める。

「どこかでお会いしましたか」

「あら、お気づきだと思いました」

 由梨はテーブルの上に上体を傾け、顔を近付けてきた。上目遣いに浦瀬を見つめる。その眼を見て、ハッとした。

――この女だ。

 公安一課の盗聴をした後だった。仮説の検証で、茅場町のビジネスホテルに行った。エントランスに入ったところで、佑香から電話が入り、外に出た。あのとき、監視されていると感じた。あの女だ。あれが小松崎由梨だったのか。

 由梨は身体を起こした。

「思い出していただけたようですね」

「なるほど。私は監視されていたわけか」

 胸にざらりとした不快感が広がる。

「監視されるようなことをなさるから」

 公安一課の盗聴をしたことを言っているのか。

「捜査をしているだけです」

 しれっと言い返す。由梨は笑みを浮かべた。

「公安部なら、捜査で通るかもしれませんが、刑事部がなさることではないでしょう」

「あなた方なら許される?」

「許されないでしょうね。でも、私たちがしていることが知られることはありませんから」

「特定秘密ってわけか」

「ええ」

 悪びれることなく、むしろ誇らしげに、にっこりと微笑む。

「だから、私が話せることなんてほとんどないんです。本当はね」

「本当は?」

「私の言うことを聞いていただけるかしら。代わりに何かひとつ、あなたが知りたいことを教えて差し上げます」

「取り引き?」

 由梨はまた、にっこり笑う。魅力的には違いないが、愛らしいと思うより、油断がならないと思う。由梨がどんなカードを持っているのか、浦瀬にはさっぱり判らない。

「浦瀬さんは、どうしてほかの捜査員と違うことをなさるのかしら」

「いきなり、変わり者扱いですか」

「ほかの誰もが新海千紘を追っています。公安部に拘るのは、浦瀬さんだけ」

 思わず、苦笑した。

「清澄署の事件より、自分の管内で起きた事件が気になるだけのこと」

「心臓発作ってことになったんでしょ。そういうことでいいじゃない」

「咽喉に小骨が刺さったままだと、気持ち悪いんです」

「刑事部でどうにかできる相手じゃないわよ」

「誰が関わっているのか、ご存知ですか」

「もちろん。でも、これは、CIRAマター。あなたが関心を持つことではないわ。細菌学者の名を騙って、エアコンをフル稼働し、遺体の背中を給湯口に、臀部を排水口につけて座らせた。その意味があなたに判る? 判らないでしょ。全て知ってるぞって、言ってるの。私たちを脅しているの」

「誰なんですか」

「コードネームはシルヴァラード」

「コードネーム……あなたたちの仲間?」

 由梨は溜息を吐く。

「もとは国際統括官組織のケースオフィサー。在外公館に駐留して、ヒューミントをしていた。情報組織の改編で、CIRAの所属になった。CIRAでも、彼の任務は、外務省時代と変わらない。外国に赴任して、政治家や官僚に近付き、エージェントに仕立て上げる。それを任務にしていた」

「それが、どうして茅場町に?」

「防諜のために呼び戻したの。山際製薬に潜り込ませることにした」

「山際……民間企業に?」

 どうして日本の民間企業の諜報をする必要があるのか。CIRAは何をしているのだ。

「山際会長と浅野副総理の関係をご存知かしら。億単位の金が、会長から副総理に渡っているわよ。借入金とも寄附金ともつかないグレーなお金。その一部は、石川総理の総裁選で使われた。もし、山際会長が寄附をしたと言い出したら、政治資金収支報告書に記載がないお金だから、東京地検特捜部が動くでしょうね。副総理だけじゃなく、総理だって逮捕されるかもしれない。

 山際会長はそれだけ政府に近い存在だし、同時にアキレス腱なの。外国政府から見たら格好のターゲットよ。山際会長がそれと気付かずに、インフルエンス・エージェントに仕立てられてしまうことだってあるの。それを防ぐために、ヒューミントに長けた者を山際に潜り込ませる必要があったというわけ」

「防諜ということですか」

「ええ。山際は抗がん剤に詳しい人材を欲しがって、МRの派遣会社と折衝していた。それを利用したの。シルヴァラードは、二日でМRに必要な知識を習得したわよ。すぐに偽造したМR認定証を持たせて、派遣会社に行かせた。三日後には、山際への派遣が決まっていたわ」

「いまも山際に?」

 由梨は首を振った。

「任務を放棄して、連絡を経った。これは極めて危うい状況なの。インテリジェンスオフィサーは歩く機密だから。任務を放棄した理由がちっぽけな正義感なら、CIRAの非合法な活動を暴露されてしまう。私利私欲が理由なら、外国政府に機密を売り渡されてしまう。いずれにしても、野放しにしておけない。すぐに公安部に探させたわ。取り敢えず拘束、抵抗したら消しても構わないって」

「殺人を命じた?」

 由梨はさも愉快そうに微笑む。

「これは特定秘密よ。それをどうして、あなたに教えたと思う」

 浦瀬は眉を顰める。

「諦めさせたい?」

「そう。茅場町の一件は、プロのスパイによるもの。それを判ってもらうために話しているの。あなたの手に負える相手じゃないのよ」

 防諜のために選ばれた者。恐らく、CIRAの中で、最も優秀な者だ。由梨の言う通り、浦瀬の手に負える相手ではないかのかもしれない。

「しかし、人殺しを追うのが私の任務です」

「ほかに追うべき殺人犯がいるでしょ。いま、あなたがすべきことは、新海千紘を追うこと」

「茅場町の件は、CIRAに任せろと?」

 由梨は真顔で頷く。

「CIRAマターだって言ったでしょ。心配しなくても、CIRAが責任を持って始末するわ」

「新海をみんなで追うこともないのでは? 公安部だって、新海を追ってるようだ」

 由梨は美しい顔を歪める。

「全く」頭を振る。「返り討ちだなんて。ないわ。ほんと、使えない人たち。さっさと射殺しちゃえばいいのに」

「新海まで殺す気でいる?」

「悪いかしら。公安部の者を殺しちゃう凶悪犯よ」

「公安部の者がふたりもやられた。新海の仕業じゃない。手口は素人のものじゃない」

 由梨は冷たく微笑む。

「まあね。でも爆殺したのは彼女よ」

「爆殺?」

 眉を顰めて由梨に見入る。誰がいつ、どこで爆殺されたのだ。

 由梨は脚を組み変え、横目で浦瀬を睨んだ。

「本当、あなた方って呑気ね。裁判なんて煩わしい手続きを踏まなくたって、刑の執行はできるのよ」

 はらわたが煮えくり返そうだった。

「新海を死刑にするつもりでいる?」

「そういうことになるのかしら」

「公僕の言葉とは思えない」

 由梨は、嘲るように口の端を歪める。

「本当、呑気だこと」

「呑気?」

「あなた方は、犯罪者を送検するだけで満足している。でも、私たちはそういうわけにはいかないの。国を守っているから。きれいごとなんて言っていられない。あなた方みたいに悠長なことをしていたら、この国は崩壊してしまう」

 辛うじて感情を抑え込み、訊ねる。

「頼みたいことと言うのは?」

「新海はUSBメモリを持ってる筈。あなた方が押収したものの中に、なかったから。彼女が持って行っちゃったのね、きっと」

 捜査本部が押収したものをどうやって知ったのか。公安部だけでなく、刑事部にも懐柔されている者がいるのか。

「息が掛かった者が刑事部にもいそうだ。私なんかじゃなく、そっちに頼めばいい」

「あら、勘違いなさってる。あなたひとりに頼むなんて、誰が言いました」

 食えない女だ。

「よっぽど大事なものらしい」

「そうね。私たちにとってはね。でも、あなた方には意味がないもの。嘘だと思うのなら、新海を逮捕して、確かめればいいわ。好きなだけ調べて、その後で渡してくれればいい」首を振る。「いいえ。渡さなくたっていい。私の眼の前で壊してくれるだけでいいわ」

「CIRAにとっても使い道はない。だが、第三者の手にあると気がかり、というわけか」

 由梨は微笑んだ。

「頭の良い人ね。思った通りだわ」

「そのメモリに、何が入ってる?」

「私の恥ずかしい写真」

 軽口を受け流して言う。

「好きなだけ調べろと言った先から、隠し立てですか」

 由梨はふふっと笑う。

「誠和創薬が、抗体医薬の開発を断念したのは知ってる?」

「新聞くらいは読んでます」

「それの治験データ。データが改竄されていることに気付いたのは、私たちなの。それで裏から手を回して、治験を中止させたってわけ。でも、CIRAが誠和創薬の治験データを持ってるなんて、おかしいでしょ。USBメモリは、CIRAが非合法に情報収集してることの証拠になってしまうもの。だから回収したいの」

「どうしてそんなものが、新海の手元にあるんですか」

 由梨は不服そうに口を尖らせた。

「新海を罠に嵌めようとしたの。でも、公安部がしくじって、返り討ちに遭った。使えない人たちに頼んだ次長のミスね」

「石原次長?」

「ええ」

「自殺した?」

「本当に自殺かしら。どう思う」

 由梨は肘を腿につけ、両手で頬を支えた。冷やかすような眼で浦瀬を見つめる。

「六本木署は自殺だと言っていた」

「でも、あなたはそう思ってない。違う?」

 小首を傾げ、浦瀬を見上げる。

「管轄外のことです。意見を言う立場にありません」

 由梨は、ふふっと声を漏らした。

「私が殺したのよ」

 浦瀬は由梨の眼をまじまじと見る。本心で言っているのか。からかっているのか。気だるげに身体を起こして言う。

「次長のセクハラが酷くって……。いやらしい眼で私を見るの。ずっと前から、いなくなって欲しいって思ってたの」

 どこまでも人を食った女だ。からかって面白がっている。

「霧島情報監も、次長のことを快く思っていなかったみたい。だから、情報監にしてみたら、次長に詰め腹を切らせる良い機会だったんじゃないかしら。さすがに、副総理の家を爆破されちゃあ、ダメよね」

「副総理の家って……。ガス漏れ事故じゃないんですか。そう報じられている」

「嘘よ。報道管制を敷いただけ。そうじゃなかったら、あなたたちだって、批判に晒されるわよ」

 爆殺と言ったのは、そういうことか。

「新海ですか。やったのは」

「そう。あなたたちが呑気にしている間に、被害は拡大する一方。早く捕まえないと、何をしでかすことやら」

「何者なんですか。新海千紘というのは。そもそも、どうしてCIRAは、新海を罠に嵌めようとしたんですか」

「それは言えない。少なくとも今はね。でも、新海の居場所は教えてあげる」

 由梨は浦瀬の前に掌を突き出した。

「出して。手帳。警察手帳じゃないわよ。メモ帳くらい、持ってるでしょ」

 浦瀬は小杉を見た。由梨の方に顎を振って、手帳を渡すように指図する。小杉は新しいページを開き、ボールペンと一緒にそれを由梨に差し出した。由梨は、そこにすらすらと何やら書き込む。ページを開いたまま、小杉に戻した。浦瀬はちらっと、それに眼を向けた。老人福祉施設の名が記されている。

「情報をくれるなんて、どういう風の吹き回しだろう。公安部がしくじり続けるから、後は刑事部にやらせよう、そういうことですか」

「そんなところかしら」

 由梨は腕を組んで、背凭れに沈んだ。浦瀬を見据える。

「約束だから、何かひとつ教えてあげる」

「まだUSBメモリを手に入れていません」

「先に教えるわよ。そうしたら、断れないでしょ」

「あいにく、約束をすっぽかすのは得意です」

「そんなこと言ってていいのかしら。クラインのこと、知りたいんでしょ」

 ハッとして由梨の眼を見つめ返した。CIRAが調べているのは、浦瀬の動きだけじゃない。義母のことまで調べ上げている。

 浦瀬は苦笑した。何でも知っていると思わせたいのか。なるほど。その情報収集能力に怖れをなして観念したくなる。誰だって、逆らう気が失せるだろう。心を萎えさせて、人を操るわけか。

「そんな眼で見ないで。誰でも服用できる薬じゃないのよ。浦瀬さんのお義母様に話があったのは、何故だと思う?」

 由梨は口の端を綻ばす。いたずらを愉しむ子どものようだ。ハッとして、由梨の顔を凝視する。

「まさか……」

「そうよ。私が手を回したの。あなた、優秀だから。力になって上げたいって思うじゃない」

「妻は不審を抱いている。山際製薬の社員も様子が変だった」

「どうして市販しないのかって? それを教えてあげるって言ってるの。知りたくない?」

 CIRAは、そんな事情まで知っているのか。防諜を理由に山際製薬を調べ尽くしている? どこまでも胡散臭い連中だ。

「山際製薬の都合じゃないわよ。政府の都合。というより、ある組織の力が働いている」

――ある組織?

「どういうことですか」

「クラインは画期的。いままでの、アセチルコリンエストラーゼ阻害薬やグルタミン酸過剰放出抑制剤は、進行を抑制することしかできなかった。でも、γセクレターゼ阻害薬は、進行を抑えるだけじゃない。明らかに症状が改善する。いいえ、それだけじゃない。根治できるのよ。アルツハイマー型だけじゃなく、レビー小体型の進行も抑制するんじゃないかって言われてるの。

 でも、認知症患者って、四百七十万人もいるでしょ。十年もしたら、七百万人を超えるわ。その後も増え続けていく。なのに、現役世代は減る一方。薬価の高い薬を何百万人にも投与していたら、健保組合が次々に破綻してしまう。後期高齢者医療給付だって増加する一方で、財政を圧迫している。

 だから、クラインの公定価格を低く抑えたかった。補正加算しないで済むように、全く新しい医薬とはせず、新規性の乏しいものとして製造販売の承認をしたの。クラインの公定価格は、アセチルコリンエストラーゼ阻害薬の類似薬として算出されたもの。

 山際製薬には、これに反発する人たちがいるの。まあ、当然なんだけどね。それに、派閥争いが絡んでる。反社長派の人たち。その人たちが薬価に反対してて、市販の体制が整わないらしいわ。もったいない話よね。クラインはドル箱になるっていうのに。十年もしたら、ジェネリックが登場する。十年なんてあっという間よ。それまでに稼げるだけ稼げばいいのにね。

 山際製薬がクラインの治験を続けているのは、増量して投与回数を減らせないか検討しているからよ。投与回数を減らせれば、薬価を下げられなくても、薬剤料を抑えられるでしょ。それで厚労省に薬価の見直しをしてもらえれば、反社長派を押し切れるってこと。判ったかしら」

 由梨の言う通りかもしれない。話の筋は通っている。しかし、諜報の世界に身を置く者の言うことを真に受けるほど、浦瀬は浅はかではない。しかし、続けて由梨が言ったことは、浦瀬の心を乱した。

「クラインの治験に参加した人たちは、皆、自分を取り戻している。でも、いまクラインを使えるのは、ごくごく一部の人だけ。お義母さんへの投与が続けられるか、中止になるか。それは、浦瀬さん。あなたの働き次第よ」

 浦瀬の実の親はふたりとも亡くなっている。いま、親と呼べるのは義母だけだ。佑香の親族の中で、誰よりも浦瀬を家族として扱ってくれたのが、義母だ。

「USBメモリを渡せば、投与を続けて貰える?」

 由梨は首を振った。肩にかかる毛先がふわっと揺れる。

「あなた以外の人たちにも、お願いしてるって言ったでしょ。だから、それはいいの。そうじゃない。あなたにしてもらいたいのは別のこと」

 由梨は言葉を切って、浦瀬を見つめる。

「日本桜会議に賛同して戴けるかしら」

 そう言ったときの由梨は、微笑んでいなかった。とても冷たい眼で浦瀬を見据えていた。この女は、本当に他人を殺しているかもしれないと思った。

「ある組織って……薬価にまで口を出せる?」

「あなたが思っているより、ずっと大きな力を持っているわよ。日弁連もメディアも反対した特定秘密保護法が成立したのは、なぜだと思う? 改憲もせずに集団的自衛権を行使できるようになったのは、どうしてだと思う? CIRAができたのだって、その力があってのことよ」

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