第18話
「お前からの手紙はさ、ずっと俺の下駄箱のなかに来てたんだ」
「それって、俺のこと、好きってことだろ?
二度ほど、だったか、俺のこと振ったけど、
実はさ、お前、俺のこと好きなんじゃねぇのか?口で好きって言うのは恥ずかしいから、
だから、手紙で真実を告げようとしたんだろ?」
「あらー、二度じゃなくて、三度よ。
しつこいあんたを振ったのは。
言っとくけど!私は入れ間違えた覚えはないけど?」
「俺のこと好き?は?
脳内お花畑じゃないの!自分に都合のいい
解釈じゃないの!
私はあんたのこと、別に好きじゃないから
振ったわけ!」
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