第12話 準備

俺はその日から、

準備のために狩ってきたオークを売ったり買い出しを沢山していた。

テントや水を樽ごと、果物も樽ごととか、とにかく大量にだ!

オークは良い金額になった。なんでも睾丸が高値で売れるのだとか!

また、睾丸を綺麗に解体して取り出すことは難しく、

綺麗に取り出してくればもっと金額はあがったのだという。

今後参考にしましょう。


「おいランド!お前どこに遠征だよ」シグ

「ああシグ!ちょっとね」俺

「内緒か~!!」シグ

「いや別に内緒じゃないさ!

ちょっと帰ってこないからって騒がれるのが面倒なだけだよ。」俺

「てえことは魔境かどこかにでも向かうんだな!」シグ

「そう!飛竜退治さ」俺

「はーーー!?」シグ

「おい!!うるせ~んだよ!!」俺

「うぐ・・・すまん。お前死ぬ気かよ」シグ

「そのつもりはないよ。勝算あっての事だしな。」俺

「そうか・・・。俺も一緒に行っていいか?」シグ

「はーーー!?」俺

「おめ~もうるせ~よ!!」シグ

「う・・・。スマン。なんで?メンバーは?」俺

「いや、そろそろ俺はチームを抜けようかと思っててな・・・。

なんつうか安定を求めている奴らとは、

ちょっと俺の冒険者としての生き方が合ってないと思ってな・・・」シグ

「うん・・・。

まあついてくるのは構わないけどチームとはしっかり決別してきなよ」俺

「良いのか!よっしゃ!ちょっと待ってろ!」シグ

「へ・・・?」俺

チームのメンバーは食堂に居たらしい。

まあ、前々から意見も合わなくなっていたようですんなり脱退できたようだ!

受付で手続きして、満面の笑顔で走ってくる髭面のオッサンを見て、

俺は少し後悔した・・・。こいつと二人きりとは・・・。


こいつの分も追加で食料や水を買い足さないといけない。

勿論シグに出させるけどね!


「え?シグってAランクなの?知らなかった!」俺

「なんだそうなのか!?恥ずかしい二つ名もあるんだぞ!」シグ

「お!?聞かせてみなさい!」俺

「ヤダよ!」シグ

「なんでだよ!聞かせろよ」俺

「ヤダね!教えるなら、お前のナニをsyAbUrU方がまだましだぜ!」シグ

「む!まだ子供なので手を出したら殺すよ!大人になったとしてもだけど・・・」俺

「ば!馬鹿野郎!そんな趣味はねえ!たとえ話だろうがよっ!!」シグ


シグは土属性の魔法使いで槍を得意としているのか・・・。

スキルとかサーチで見れないかな・・・?

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名前:シグルド・シルバーン

年齢:35歳

状態:良好


レベル 35


体力 500

力  500

防御 350

速さ 100

魔力 250

知力 100

運   60


スキル

☆豪傑(体力と力に成長補正)

・土魔法

・槍術


装備リスト

頭  :---

首  :金のネックレス

身体 :ブレストアーマー

右手 :皮の手袋

右腕 :鉄の手甲

左手 :皮の手袋

左腕 :鉄の手甲

背中 :鉄の槍

腰  :皮ベルト

足  :皮のブーツ

魔獣のローブ

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見れるんかい!!

神父様あなたの武具、凄いんですけど・・・。

気付かなかった俺も悪いけど他人もサーチできたんだ!

まあ、物だけサーチできるっていうのもおかしいしね。

そうだよね・・・


流石シグさんAランクだけあるな。強い!

前衛はお譲りしますね。


「シグごめん!ステータス見れちゃった!」俺

「は?別にいいけど、しかしそんなもん簡単に見れないだろ?」シグ

「へ?いいの?そんな軽いの・・・?」俺

「なんだ仲間だぞ!ステータス位、知っていても良いだろうが?」シグ

「そうだけど・・・そっか!そうだよな!!。

シグ?・・・ちょっと後で、俺の宿の部屋に来てくれないか・・・?」俺

「ん・・・?いや、なんだ・・その~悪いな・・・本当に俺は、

そういう趣味はねえんだ・・・すまん!」シグ

「はっ!?違ーーーう!!!!!くそボケがーーーーーー!!!」俺

「・・・というわけで、俺のスキルは秘密なんだ!」俺

「ヤベーな!そのスキル!さすがに・・・!」シグ

という俺のスキルについて話すために部屋に呼んだわけですよ。はい・・・。

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