第11話 ギルド内資料室

街中であの白銀の鎧の騎士を見かけた!!

ウワやっべ・・・!

俺は通りに隠れて、街の人にコッソリあの白銀の鎧の騎士の事を聞くと、

教会の聖騎士様だと教えてくれた!

あの赤髪も聖騎士だったのか・・・。

やっぱりこっちの世界の情報が無さ過ぎる。調べなくては・・・。


早速、俺は担当のロベルトさんに、

ギルド内に資料室とか図書館的な所がないか聞いてみた。


「ギルド内に資料室がございます!

いつでもご利用できますよ。むしろ積極的に活用いただきたいです。

受付横の階段から二階に上がっていただき一番奥の部屋になります。」ロベルト


「それって最初に言ってほしかったのですけど・・・」俺


「あ・・・すみません。

私も、以前の世迷言にとらわれていまして、説明が十分ではなかったようです。

申し訳ございません。

不明点は都度ご説明させていただきますのでご容赦を・・・。」ロベルト


「ああ!大丈夫です。

ロベルトさんは十分役割を果たしてくれていますよ!

なんたって、僕を冒険者にしてくれたんですからね!」俺


資料室は言われた通りに二階の奥にあった。

へ~!凄く立派だ!

かなり広いスペースに資料が貯蔵されている。

世界情勢あたりから情報を整理していこうかな・・・。


・世界の大陸は、

我がオージーン大陸、ユーレーン大陸、ガルシアン大陸、

少数民族の島々の連合国と大きく4大勢力図として分類されていた。

・その中でオージーンは一番小さい大陸とされ、

ユーレーン、ガルシアンは何倍もの土地を有していた。

しかし、殆どは未開の土地であり、何が存在しているかも分からない状態のようだ。

現に、オージーンでさえ未開の土地が殆どなのだから。

しかし、そのために冒険者がいるといっても過言ではない。


【世界の未知を探索し、開拓せしめるもの、それが冒険者なのだ!】


と、資料室の壁にデカデカと書かれているしね。


・冒険者ギルドは、

ガルシアン大陸に本部を構え世界各国に存在する有数の権力組織だ。

・その3大権力組織の中のあと二つは商業ギルド、教会と・・・、

お決まりのパターンですね!

俺も商業ギルドにでも登録して特許の一つでも持とうかな・・・。

ま、ギルド登録が出来ればだけど・・・。

そう考えると他の大陸に行くのも悪くはないんだよな・・・。


まずはあの赤髪野郎をぶっ殺す・・・。もっと情報を探らなければならない。


まず聖騎士団についてだな・・・。

聖騎士団は教会所属で異端の者を狩ると言って傍若無人の振る舞いと・・・。

冒険者ギルドとは敵対する場面もある組織であり、中が悪いのか・・・。へえ!

そうなんだな!

何にしても、あいつは、ぶっ殺すけどな。

そして他の大陸にトンズラしちまえばいいか!

ストレージに死体入れておけば証拠はなくなるしね。うん。

そのために、もっと力を付けなけねば!!


ココよりも南に行くと、魔境と呼ばれる辺境の森になる。

そこはより強力な魔物が生息すると言われているんだな。

今までは西の森に行ってたからな・・・。

ん?森の奥の山脈には飛竜が住むだって?

ワイバーンてやつかな・・・?今の俺に殺せるか?

無理そうだな・・・。

ドラゴン系とやり合うのは最低でもレベル30はいっておきたいな・・・。

前世のゲームの知識だけどね。

ん・・・?

でも俺の道具を駆使すればいけるかも・・・。

盾もあるし、行ってみるか。命の石もあるし・・・。


よし決めた!!行くぞ飛竜の山!

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