第6話 冒険者ギルド

俺は隣り街ガーランドにやって来た。

疾走リングのおかげかレベルアップのおかげか、

4時間かかる所を2時間で到着できた。

街に入り、さっそく冒険者ギルド入ってみる。

相変わらず中はガヤガヤとにぎやかだな・・・。


「おいおい!チビが来たぞ!みすぼらしいな!」男

「やめときなよ!偉大な魔法使いかもしれないよ」女

「あの服でか?」男

「ナイよね~!!」女

ギャハハハハハ・・・!!!


あんなのは半年前も経験済みだ。無視だ・・・。


「すみません登録したいのですが。」俺

「おいくつですか?何か魔法は?」受付

「10歳で火矢を放てます」俺

「それでは火の魔法を!!素晴らしい」受付

「いえ、火矢しか放てませんが、後は雷で関電させることもできます」俺

「え?なにそれ?魔法?」受付

「魔法ではないですがスキルの一種ですね」俺

「まあ、魔法の様に火矢を放てるってことですよね?」受付

「はい」俺

「そうですか・・・。一応書類に記入をお願いします」受付

「はい」俺

やったぞ!!

ここまで対応してくれた!

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名前:ランド

年齢:10歳

スキル:火矢、電撃

出身地:ガーランド


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「はい。受け付けました。

ただ、正式な魔法名ではないようなので、実力審査をさせていただきます。

中央の依頼掲示板裏に階段がございます。

そこから地下に降りていただき、突き当りの訓練場でお待ちください。

担当者が参ります。」受付

「分かりました!」俺

やったー!書類も受け付けてもらえた!!


訓練場で待っていると半時ほどで、ゴツイお兄さんが現れた!


「お前かい?登録希望者って!俺はアレス。審査官だ」アレス

「はい。お願いします」俺

「じゃ、かかってきな!何でもありだ!」アレス

「はい」俺

換装!!シュバン!

「な!?」アレス

驚いたアレスは、隙だらけだった!

火矢!バシュン!

「ぐあー!!」アレス

アレスの左肩を火矢が貫いた!

すかさず、サーベルで、足を突き刺し、体制を崩し、首元にサーベルを当てる・・・

「ぐ・・参った・・・。」アレス

疾走リング様様だな・・・。はは・・・。


おおおおお!スゲー!あのアレスを瞬殺!?なんだおいつは!?

しかも一瞬で装備が出て来たぞ!と野次馬が群がっていた!

アレスは直ぐに隣りの医務室に連れていかれて回復してもらっていた。

回復魔法って凄いな・・・。

「お前合格だよ!でも、魔法がその火矢だけだときついゾ!世間的にな!」アレス

「はい。結構です。冒険者になれればそれで問題ないですから」俺

「そうか。この証明書を持って受付に行け!晴れて冒険者だ!」アレス

そうだ。後は実績を積んでいけばいいのだ。


俺はめでたく冒険者登録出来たのだった。


受付の人はロベルトさんという人で今後、俺の担当の受付になるのだそうだ。

ギルドカードという物がもらえて、銀行口座のような物も開設させられた。

このカード、クレジットカードの役割もあるのだとか・・・。

へ~!都会では中々便利な事になっているようだ。

俺は、町中でかき集めた金貨二枚を口座に入れさせてもらった。

一応、お金も少しはあるぞと、ロベルトさんにアピールだ。


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  冒険者登録証


ランク☆E☆


名前:ランド

      №1986

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という金属製のギルドカードにはこんな印字がされている。

ランクはS~最低ランクのEまで存在し、

依頼の達成率やギルド貢献度で、ドンドン上がっていくシステムだ。

依頼達成は仕事がうまく行けばOKで、

ギルド貢献度は、いかにギルドを設けさせたかと言う事らしい。

素材を沢山卸すとか、貴重なアイテムを卸すことで貢献度が貯まるらしい。

その基準は分からないけれど、魔物素材を沢山売ればいいのだろう。

武具化したものは売らない。

だって、生き物たちの命その物だし、トラブルにしかならなそうだ。

爆弾とか一瞬でそれを散らしてしまう物もあるけれど、

これは俺の命をつなぐための最終兵器のようなものだと考えている。


大した素材は無いけど、ウサギの皮や角が沢山と狼もある。

素材の買取受付に行くと、良い値段で買い取ってくれた!

魔石が結構な値段になったようだ。

俺はストレージがばれないように大きな袋を持っているようにしている。

いずれはバレるのかな?魔法の鞄的な物はないのかな?

と聞いてみると、あるそうだ。

たまにダンジョンで見つかるのだとか。買うと金貨が何100枚も消えるという。

ひえー!!金貨一枚100万円ほどだから・・・恐ろしい

それにあるのか!ダンジョン!!

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