第4話 スライム狩り

森の奥には湖がある。

そこには様々な動物や魔物がくる場所だ。

俺はそこまで足を運ぶことにした。

ステータスも上がり、靴も装備することが出来た!

逃げるだけなら、結構早い。

それに、いざと言うときには地雷もある・・・。


湖はとてもきれいな場所だった!

すごい・・・。きれい・・・。

透き通った水は湖の底でじっと動かないでいる魚も見えるほどだ!

水に手を付けてみると、冷たい。そりゃそうだ。

しばらく、草かげに隠れて観察してみたのだが、スライムらしきものを発見した。

岸から直ぐの湖の中にいて、透明に同化しているようだ。

魚を食べたりしているのかな・・・?

いや、湖に水を飲みに来たものを引きずり込み、食べているようだ・・・。

肉片がまだ残っている。

俺は食事に夢中の所を一角槍でスライムの赤く光っている核を貫いた!

ドロドロっと、スライムの丸い身体が崩れた。倒したってことかな?


ピコン!!


・折り畳みミニナイフ

・ウオータリング

・ジェルボール

・鹿角の棒

・革のベスト



おお!ナニコレ?

ウオータリングにしてみよう!

ピコン!ストレージにストックしました!


あれ?棒とベストがまだリストとして残っている。

ベストが良いかな。

ピコン!ストレージにストックしました!

鹿角の棒ってことはあの肉片はシカだったんだな。

そうか!スライムが殺したシカの命が武具に・・・。

てことは、誰が殺しても武具化出来ちゃうってことか?

ヤバくね?コッソリ、戦場で俺だけ武具を集めちゃったりできるじゃん!!

人の命とかも武具化するんだよね?きっと・・・。ヤバいね・・・。

そんなこと考えたらちょっと怖くなってきたけど、

生きるために必要なら、やるしかないしな・・・。


ストレージからリングとベストを出して早速装備してみた。

何もないな・・・。

リングは水がでないかな?と念じてみると。

ジャバジャバジャバ・・・と水が出てきた!!

おわ!!凄い!魔法のリングだ!

魔力は奪われていくけど、水を出せるなんてすごい。

これなら魔法なんてわざわざスキルで要らないじゃん。

でもスキルなら成長するのかな・・・?


俺は、スライムが他の動物を狙うのを待った。

なかなか待つのは大変だったよ・・・。

5時間程経った時だった。

一匹のケガをした狼の魔物が水辺に水を飲みにきて、

横たわった所にスライムが狼を襲った!

狼はケガもあって、逃げ切れず、そのまま窒息させられて食べられている。

俺はすかさず、スライムの核を一角槍で突いて倒した。


一度に二度美味しいってやつ・・・。


ピコン!!


・折り畳みミニナイフ

・ウオータリング

・ジェルボール

・サバイバルナイフ

・疾走リング

・撒菱30個


ジェルボールと疾風のリングをもらいましょう。

ピコン!ストレージにストックしました!


やった!狼の魔物からもおそらく魔法のリングだな!

ジェルボールは、そのままジェル状のボールだった。

リングは装備しておこう!

ん・・・?おお!!早い!軽く走っただけで全速力と同じくらいの速さになってる。

これは速さにプラス効果なんだなキット。


ステータス

-------------------------------


名前:ランド

年齢:10歳

状態:良好


レベル  8


体力  45

力   45

防御  45

速さ  45+20

魔力 145

知力 100

運  100


スキル

☆(武具化)

☆(ストレージ)

・換装


装備リスト(換装)

・布の服上下

・革のベスト

・一角槍

・ウオータリング

・疾走リング

・ウサギの靴

-------------------------------


やっぱり!+20も上がってる!レベルも上がってるし。

狼の死骸も一応ストレージに入れて行こう。

魔石もありそうだし、スライムに殆ど食べられてないから、

革に出来るかもしれない。

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