クエストと、異変




 アヴァンテリア。

 そこは、魔力に満ち溢れた楽園のような世界。


 至るところ、しいては空気中にすら魔力は含まれており、あらゆる物質に魔力は浸透する。

 それ故、この世界に生きる生物は、みな大なり小なり魔力の影響を受けて成長している。


 人間たちはその力を自覚し、”魔法”を扱うための術へと昇華させた。


 そして他の生き物たちは、理を超えしモノ、”魔獣”へと進化した。







 そこには1つの”顔”があった。端正な顔立ちをした男の顔である。

 眠っているのか、その瞳は閉じられている。

 その顔は不思議なものに囲まれていた。彼を守るように存在する、無数のトゲである。

 彼はトゲを毛皮のように着込み、瞳を閉じる。

 その顔は何もしない。ただ、そこに存在するだけ。



「あっ、見つけたかも。」


 少女の声が聞こえて。

 するとその顔は、巨大な人間の手によって掴まれる。

 トゲの中から抜き取られ。少女の手に掴まれたその顔は。

 ”大きな栗”のような形をしていた。


「キララー、こいつで合ってる?」


 新米冒険者のミレイは、拾った”人面栗”を掲げ。

 少し離れた場所に居たキララに見せる。


「あっ、そうそう。それで合ってるよ。」


 キララがミレイのもとに近づいてくる。


 二人して、手に入った”人面栗”を見つめる。


「うぇ、……気持ちが悪いね、これ。」


「だな。こいつをあと4つも集めないといけないのか。」


 2人は、面倒くさそうにため息を吐いた。



 ミレイたちが訪れているのは、ジータンの街と目と鼻の先ほどの距離に存在する森、”ホロホロの森”である。

 手頃ですぐに終わらせられるクエストとして、ミレイたちはFランククエストである、”人面栗の採取”を行っていた。


「普通の栗は、トゲトゲの中に3つ入ってるのに。こいつはデカいのが1個だけなんだ。」


「うん。人面栗は分類上は魔獣の一種だから。大きく成長するために、1つでイガを独占してるんだよ。」


 2人が話していると。

 人面栗の瞳が開き。ミレイの顔を見つめてくる。


 それに気づき、ミレイは青ざめる。


「キッモ、こいつ。……なんか喋りだしそうだし。」


「大丈夫だよ。人に危害を加えるような、そういう危険なものじゃないから。」


 安心するように、キララが諭す。


「まぁ、虫を食べすぎた人面栗は、そのうち自力で動き出すって話だけど。」


 その話に、ミレイはより一層、青ざめる。


「しまっとこ。」


 間違っても動き出さないように、ミレイは人面栗を袋に投げ入れた。



「それにしても。1時間近く探して、ようやく1個か。……今日中に終われるかな?」


 ミレイは、まだ明るい空を見る。


「そうだね。普通の栗なら結構落ちてるけど。人面栗は、やっぱりレアだから。」


 しゃがみ込みながら。キララは地面に落ちた栗を、一つ一つ確認していく。

 すると、異様に大きな個体を発見し、掴み取ると。


「あっ、見っけ。」


 気軽に確認するキララであったが。ふと人面栗の瞳が開き、目が合ってしまう。


「うへぇ。」


 まるで汚物を見つけたかのような反応をして。

 キララは、さっと人面栗を袋にしまい込んだ。


「……もっと可愛い顔なら良かったのに。」


「うん。これきっと、全部男の顔だな。」


 一体自分たちは、何を拾い集めているのだろうか。

 ミレイはこの依頼を選択したことを後悔していた。


「あと3つ、かぁ。」


 少々疲れた様子で、ミレイは地べたに座り込む。


「そだね。しかもずっと下向いてたし。」


 キララも、ミレイの隣までやって来て。


 ほぼ密着するような距離感で座り込む。


「えへへっ」


 何がそこまで楽しいのか。キララはミレイの顔を見ながら笑う。


(くそぅ、こいつ。可愛い顔しやがって。そりゃ男どももナンパするわけだ。)


 その笑顔に、ミレイは僅かに赤面してしまう。




 二人して座り込んだまま。

 風や音で、森の大自然を体験する。

 木々はみな、太くて長く。一体どれほどの樹齢を刻んでいるのか。

 大地には栄養が溢れ。この森はあらゆる動物にとって、正真正銘の楽園なのだろう。

 ミレイもキララも、それを肌で感じている。


 感慨にふけるように。ミレイはほっとため息を吐く。


「しっかし、この世界はなんでも綺麗だな。こんな綺麗な森、多分わたしの世界じゃほとんど残ってないと思う。」


「そうなの?」


「うん。すっごく良いと思う、こういうの。」


 その気持ちを得られただけでも。きっと、この森に来た価値は有っただろう。


「なんか、森の神様とかも居そうだし。」


 そんな妄想も口にしてみる。


(鹿みたいな神様なら、まぁ良いかな。銀の剣じゃないと太刀打ちできない、怪物みたいな奴は勘弁だけど。)


 森の大自然に囲まれながら。

 ミレイは妄想にふける。



「そう言えば。この森に魔獣は居ないんだよね?」


「うん、そうだね。この辺りには居ないはずだよ。」


 ミレイの素朴な疑問に、キララが答える。


「ジータンの周辺地域には、一匹たりとも魔獣が居なくてね。だから新人の冒険者には、最適な街だって言ってたよ?」


「ふぅん。」

(そう言えば、”皇帝が浄化した”とか、馬車のお兄さんが言ってたような。)


 まだまだ、この世界には知らない常識があるのだと。ミレイはしみじみ思う。


「でも良かったよ。だってほら、わたし何の武器も持ってないから。この状態で魔獣に襲われちゃったら、全力ダッシュ一択だよ。」


「確かに。ミレイちゃん、何も持ってないね。」


 狩人として、自前の弓矢を装備しているキララと違い。

 ミレイは、ほぼ感覚的には”女子高生のコスプレ”をしているだけである。

 初期装備=”素手”。


「ミレイちゃんって、何か得意な武器とかあるの? わたしは見ての通り、弓が得意なんだけど。」


「いやぁ、そういうのはどうだろう。」


 ゲーム内では数々の武器を使いこなしてきたミレイであったが。

 残念ながら、現実世界では包丁すらまともに握ったことがないのである。


「生まれてこの方、喧嘩すらしたこと無いから。」


 ミレイはとことん、善良なる小市民であった。


 その話を聞いたキララは、何らおかしなことはないと首を振る。


「わたしだってそうだよ? 弓は確かに得意だけど、狩っていたのは基本的に食べられる獣だけ。魔獣なんて、ほとんど戦ったこともないよ。わたしの暮らしてた村も、結構平和だったから。」


「でもやっぱり。剣とか、ちゃんと練習したほうが良いのかな。」


 ミレイはおもむろに、自身の”黒いアビリティカード”を取り出す。


「こいつも、役に立ちそうにないし。」


 そう言って、ミレイが見つめるカードを。

 キララも一緒に見つめる。


「それって、ミレイちゃんのアビリティカード?」


「そうだよ。でも異世界出身だからか、何の能力も無いんだって。」


「そう、なんだ。」


 キララは、何かを思う。


「でも分かるよ、その気持ち。だってわたしも、似たようなものだから。」



 キララの手に出現したのは、真っ白なアビリティカード。


 破損によって白紙化し、能力を失ったカードである。



「それって。」


「うん。わたしのアビリティカード。物心付いた時には、もうこうなってたんだ。」


 真っ白なカード手に持って。それでも、キララは微笑むだけ。



「――”嫉妬”。それが、わたしのカードを壊したモノの名前。」



 キララは白紙化したカードについて語りだす。


「わたしのカードって、元々は”4つ星”のカードだったんだって。でも、”息子よりも優れたカードなんて認めない”。そう言って怒った村長に、壊されちゃった。」


 白紙化されたカード。その始まりは、持ち主であるキララにすら知り得ない、過去の話。

 

「パパとママは、”村長に逆らえなかった”、って。よくわたしに、泣いて謝ってた。」


 それが、どれほどの出来事なのか。未だ無知なミレイには、想像もできない。


「でもね、わたしは何も気にしてないんだよ? だって、初めからこうだったから。」


 キララはアビリティカードの実体化を解く。


「能力なんか無くたって、わたしはわたしだから。」


 そう言って。キララは屈託のない笑みを浮かべていた。

 美しい、一輪の花のように。

 ミレイは、眩しくも感じてしまう。


「……凄いね、キララは。」


「ううん。わたしなんか全然だよ。」


 きっと、本心からそう思っているのだろう。

 ただの一人の少女のように、キララは笑う。


「それよりも、もっとミレイちゃんのことを聞きたいな。」


 自分の過去話よりも。キララは、目の前の小さな冒険者に対して、興味津々であった。


「わたしなんて、大して話すこと無いよ。昔っから、ゲームばっかしてたし。」


「ゲームって、何なの?」


「ゲームって、……なんて言えば良いんだろ。」


 少し悩んで。

 ミレイは、おもむろにスマートフォンを取り出す。


「これでも出来るんだけどね。魔法使いや戦士になって、世界を救ったり。めっちゃ強い魔獣と戦ったり。まぁ、あくまでも、この小さな世界の中でだけど。」


「ふぅん。それって、そんなに面白いの?」


 機械文明に疎いキララには、想像もつかないものであった。


「……どう、かな。1人じゃあれだけど、一緒にやる人がいれば、楽しいよ。」


 それはミレイにとって、青春時代で唯一楽しかった思い出。


「今の、このクエストと同じかも。1人だったら、こんなのマジで退屈でしょ?」


「うん。確かに、そうかも。」


 隣に座るミレイを見ながら。

 キララは静かに微笑む。


「キララは、なにか趣味とかあるの?」


 今度は逆に、ミレイが質問する。


「えっと――」


 それに、素直に答えようとするキララであったが。



『キララ。もしもお友達が欲しいのなら、そのことは黙っていなさい。』



 かつて、父親に言われた言葉を思い出し。


「――ううん、なにもないよ。村は田舎だったし。」


 キララは口を噤んでしまう。


「……そっか。なら、良かったんじゃない?」


 そう言って、ミレイはキララに笑いかける。


「これからは何だって出来るよ。なんてったって、冒険者なんだし。」


「……うん。そうだと、良いな。」


 そんなミレイの言葉に励まされて。

 キララは、幸せそうに笑った。









 時が流れ、空が夕焼けに染まる頃。


「やった! 見っけた!」


「これで最後だね!」


 5つ目の人面栗を見つけ、空高く掲げるミレイと。

 共に喜びを分かち合うキララ。


「うん。暗くなる前に終わってよかったよ。」


 ミレイは最後の人面栗を袋に詰める。

 何個かの人面栗が入った袋が、ゴソゴソと蠢いてはいるものの。ミレイは、気にしないことに決めていた。


「帰ろっか。」


「うん!」


 初めてのクエスト体験と、それを達成した充実感。

 2人は共に心地よい興奮を感じていた。


 あとは、街に戻ってギルドに報告をするだけ。

 ”家に帰るまでが遠足”。

 そんな、どこか懐かしい記憶を、ミレイは思い出す。


 ただただ、浮かれていた。

 だが、そんな最中。



 キララだけが、”ソレ”に気づく。



「……ミレイちゃん。」


「うん?」


 名を呼ばれ、ミレイが振り向くと。



 そこには、自分へ向けて弓を構える、真剣なキララの眼差しがあった。



「えっ?」


「――動かないで。」


 問答無用で、キララは矢を放ち。

 それはミレイの顔すれすれを通り過ぎ。


 その後ろの、1本の木の幹に突き刺さった。


 驚き、矢の突き刺さった方向に振り向くミレイと。

 その場所を、なお真剣な顔で見つめるキララ。



 矢の突き刺さった場所が、奇妙に蠢く。



「……なんだ、あれ。」


 ミレイが、つぶやくと。



――ギャアアアッ!!



 大音量の。そして、気色の悪い”叫び声”のような音が鳴り響く。


 その突然の現象に、ミレイとキララは驚きを隠せない。



 矢の突き刺さった場所。いや正確には、そこに張り付いていた”透明なナニカ”が動き出す。


 木から降りて、地面に足を付き。

 一歩、一歩、ミレイたちの方に近づいてくる。


 それに伴い、徐々に、徐々に。その透明なナニカに、色が浮かび上がってくる。


 輪郭が、見えてくる。

 それは人間のように2本足で歩行をし、されども人間にはない尻尾を生やしていた。

 全身には獣のような体毛を持ち。顔はトカゲか、もしくは鳥のようにも見えなくない。


 ミレイたちを見つめるその瞳は、苦痛によって醜く歪み。

 強烈な敵意を持って、睨みつけている。



 ありていに言って、”化け物”が、そこに居た。



「何だよ、こいつ。」


 理解不能な生き物の出現に、ミレイは動けない。

 キララも同様だが、その手には未だに強く弓が握られており、臨戦態勢のままである。


「これが、魔獣なの?」


「うん。多分、だけどね。」


 キララ自身も、目の前の生物を見るのは初めてのため、確証はなかったが。

 この生物はどう考えても、”危険そのもの”としか思えない。


(出来れば、一発で仕留めたかったんだけど。そっちが頭だったか。)


 その魔獣が、木に張り付いていることに気づいたのは、ほんの偶然であり。優れたキララの観察眼あってのことだった。

 しかし、ナニカがそこにいる事自体には気づいたものの、透明故に身体の形までは把握しきれなかった。


(姿を消す能力を持ってて、なおかつ待ち伏せを行う”知性”も持つ。こんな魔獣、聞いたこともない。)


 内心、動揺するキララであったが。


(何よりもコイツ、ミレイちゃんを狙ってた。)


 圧倒的に、”怒り”のほうが勝っていた。


「……こんな化け物、倒せるの?」


 ゲームでしか見たこと無いような化け物に、ミレイは完全に萎縮してしまう。

 だが、キララの表情に焦りは無かった。


「大丈夫だよ。もう、勝負はついてるから。」


「えっ?」


 その自信を裏付けるように。


 震えるようにして、魔獣が地面に両手をつく。


 その原因は、背中に刺さるキララの矢。


「矢には毒が塗ってあるから。もうそいつは、自由に動けない。」


 魔獣は身体を震わせ。

 ひざまずくのがやっとという様子だった。


「慎重にとどめを刺して、街に帰ろう。」



 キララはゆっくりと魔獣に近づいていく。


(なんで、こんな魔獣が森に?)


 弓を構え、魔獣の頭部を狙いながら。 


(いったい、どこから来たの?)


 とどめを刺そうとする、キララであったが。



「――キララ、戻って!」



 突如聞こえたミレイの声に。キララは、ほぼ反射的に後ろに飛び退いた。


 ひざまずく魔獣。その後方を見つめながら。

 ミレイは、信じられないといった様子で目を見開く。


 キララも、同様にその場所を見つめて。



 絶句した。



 魔獣周辺の空間が、歪んでいる。

 いや、違う。透明な”ナニカ”が、”大量”に存在している。



 絶望を告げる足音が、ぞろぞろと近づいてくる。


 透明だったそれらは、姿を現すように輪郭を形成していき。



 気づけば、10匹を優に越す、魔獣の大群が現れていた。



「……嘘、でしょ。」


 物量という単純な恐怖が、ミレイだけではなく、キララの心をも蝕む。



 ドスン、と。大きな足音を立てながら。

 彼らの”親玉”だろうか。明らかに”ランク”の違う、巨大な魔獣も一匹存在していた。



(ヤバい。)


 隣りにいるミレイを気づかって。絶望を伝染させないよう、キララは口を噤む。


(どうすれば良いんだろう。毒をばら撒けば、どうにかなるのかな。)


 手持ちの手札で、どうすればこの場を切り抜けられるのか。考えるキララであったが。



 ひざまずいていた一匹目の魔獣が立ち上がったことで、その構想が泡沫として消える。



(――早すぎる! 毒に対する耐性があるんだ。)


 自分の持つ武器との相性の悪さに。キララはすでに、最悪を想定していた。


 チラリと、キララは隣に立つミレイの方を見つめる。

 初めての魔獣との遭遇に加えて、圧倒的な数の暴力。その恐怖と直面して、蛇に睨まれた蛙のように震えていた。



 キララは、今日という1日を振り返る。

 不安に包まれた冒険者としての始まり。そんな中で出会った、自分よりも年下であろう1人の少女。


 村には同年代の女の子なんて居なかったから。

 初めて友だちになれる、そう思って話しかけて。いっぱい、喋って。想像していたよりも、ずっとずっと楽しくて。

 これから冒険者として一緒に活動して。そうしたら、きっと親友にだってなれる。


 そう思っていたのに。



(ほんの少しの間だけだったけど。夢を見させてくれて、ありがとう。)



 キララは、力強く前を向いた。



「ミレイちゃん! 街に向かって、走って逃げて!」


 その声に、ミレイはビクリと反応する。


「――いや、でも。」


「わたしはこいつらを”倒す”から。心配しないで!」


 無論それは、不可能だと理解わかっている。

 それでもキララは、負けるはずがないと敵を睨む。


「そんな! 置き去りになんて出来ないって!」


 そうやって、素直に逃げてはくれないって。

 分かっていたはずなのに。

 キララは苦しくて悲しくてたまらない。



「――うるさいなぁ。足手まといが居たら邪魔だって、分かんないの?」



 口から絞り出す言葉に、どうしても顔が引きつってしまう。


「さっさと消えてよ!」


 そう、ヒステリックに叫んで。


「ぐっ。」


 追い立てられるように。

 たまらなくミレイは走り出した。



 それに反応して。魔獣たちが追いかけようと動き出すが。

 その行く手に、キララが懐から取り出した球体を投げ出して。


 パンッ、と。音を立てて、その球体が破裂する。

 それによって、濃い紫色の煙が周囲に溢れ出る。


 その煙に撫でられると。先行した魔獣たちが痙攣し始める。




 風が舞い。煙が周囲に充満する。


 魔獣も、そしてキララ本人をも巻き添えにして。



「……ごめんね、ミレイちゃん。」


 彼女とは、友だちになれたかも知れないのに。


「わたしの狩りは、”猛毒”だから。」


 ”真っ赤な涙”を流しながら。キララは弓を構えた。



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