1話目


 蓉子の事務所は、主な活動場所の拠点である新宿と原宿の間にある代々木にあるマンションの一画だ。

 駅から少し遠いのがネックだが、父の口利きもあって住宅兼事務所としては破格の家賃で大家から借りられている。

 運も、金も、男も、常にない蓉子にとって、それが唯一の良い事だと思っている。


「は?サキュバスが1匹足りない?」

「はい。たった今、魔界にいるアスモデウス様から、強制送還したサキュバスが足りないと」


 連日から徹夜続きで、身も心もすり減らし警察からの精査依頼をこなして行くこと2日が経過した。

 遮光カーテンで締め切った暗い事務所の中で、互いに仮眠を繰り返すなかで、エドワードの口から「変態があまりにも多すぎる…」と言ったのはまだ新しい。

 昼と夜の感覚が無くなりハイなテンションから突き抜け、脱力感によって魂が抜けそうになる吸血鬼と人間。

 そんなDVDも残り10枚。仕事の息抜きにとエドワードが、蓉子の為に用意したコーヒーとサンドイッチをテーブルの上に置きながらコックリと頷いた。


「でも、あの風俗店にいたサキュバスは全員魔界に送還したんだろう?」

「はい。見逃しはありえません」


 連絡はエドワードが食事の準備をしていた時に来たらしい。

 美しい娘に取り憑く悪魔アスモデウス。トビト記に登場する悪魔であるが、現在では魔界で役所を担い、サキュバス達の上司をしている。

 今回、蓉子が引き受けた仕事の依頼人もとい、依頼魔はアスモデウスだ。

 不正にこちら側に召喚されたサキュバスの強制送還を蓉子達に依頼し、調べているうちに警察と合同で捜査する事になった。

 無修正の仕事は別件として蓉子が引き受けた。

 その依頼魔のアスモデウスが足りないと言っているのだから、本当に足りないのだろう。


「なら、召喚されて直ぐにあの店から逃げ出したのかもな。だとすると探すの面倒だなぁ。今のご時世、サキュバスなんて珍しくもないしな。そのサキュバスの特徴はわかってるのか?」

「はい…あのっ、アスモデウス様は大変心配しておりました。その…ですから早急に探すと先方にはお約束してしまい…」

「あぁ、そう言ってかまわないよ。それでも、この東京都内でサキュバス1匹探すのは一苦労だな。よしっ、残りのDVDは私が夜までに見とくから、エドワードはそれに備えて…って、おい!事務所から出るな!太陽に炙られるぞ!」

「え、あぁ…大丈夫です。炙るくらいの方が蓉子様は好きでしょうから」

「好きじゃねぇよ!誰がそんな鬼畜設定加えろって言った!」


 確かに蓉子はゴリラだが、ゴリラの中でも心優しきゴリラなので、心身ともにすり減っている今のエドワードが太陽に身を焼かれて消滅するのは黙って見ていられない。


「お前、絶対に変なゾーン入ってるから一回寝ろ!」

「わかりました…起きるのは2時間後でよろしいでしょうか?」

「夜まで寝ていいから!ほらっ、棺桶いけっ!」

「…失礼します」


 ふらふらと覚えがない足取りで、自分の寝床へ歩いていくエドワードは悲壮感に満ちていた。例え100歳越えの最強最悪の吸血鬼だとしても、人間同様に連続の徹夜は堪えるんだなと蓉子は見送りながら思った。

 エドワードが完全に自分の部屋へ戻った頃、テーブルに置かれたサンドイッチを頬張りながら朝も昼も夜も閉め切っていた遮光カーテンを開いた。

 久しぶりに浴びた太陽光に目をやられた。慣れるまでゆっくりと細めながら、窓を開けば涼しい風が事務所内へ入って来た。

 少し前まで照りついていた光が柔らかい。もうすっかり秋なのだ。

 そのまま窓の縁に寄り掛かりながら、サンドイッチを頬張った。噛む度に口の中でシャキシャキと聞こえてくるレタス。カリカリのベーコンの油は舌に絡みつき。ゆで卵をマヨネーズ和えたソースで、パンをしっかり挟み込んでいる。そこに熱いコーヒーで口の中を潤す。最高だ。至福の時だと言ってもいいだろう。

 人間。大きな幸せよりも、小さな幸せを一つ一つ喜びながら生きないといけないと持論を掲げて浸っていると、事務所のドアが控えめに数回ノックをされる音が聞こえた。

 コンコン…。

 また聞こえた。聞き間違いじゃなかったか。スマホで時刻を確認する。午後13時過ぎ。

 通販を注文した覚えはない。大方、新聞の勧誘か、保険屋の可能性もある。宗教の勧誘の可能性もあるが、あいつらはエドワードを見たさに来ているところがあるので、訪問するなら太陽が沈んだ頃だろう。

 どちらにせよ。仕事とは全く関係のない来訪者ばかりだ。

 一瞬、所狭しと置かれたDVDに視線を向ける。エドワードが居れば直ぐに片付けてくれるが今は就寝中。

 まぁ、外で対応すれば問題はないだろう。食べかけのサンドイッチの残りを二口で食べ終わらせグイッとコーヒーを胃の中に流し込んだ。

 徹夜続きのボロボロの体ではあるが、エドワードが隙を見て、蓉子の髪を梳かしてくれたり、着替えの服を用意してくれたりまめまめしく世話をしてくれるので人前に出れない身なりはしていない。

 蓉子は肩で風を切りながらツカツカ歩くとそのまま一気にドアを開いた。 


「はぁい」

「ヒッ!」


 ドアの前に立っていたのは特徴のない地味な女だった。蓉子の目つきの悪さに怯えている。

 

「あ、あの…」

「うちは、新聞もいらねぇし、保険も入らねぇからな」

「い、いえ…違います。あ、あの…す、すみません」


 精一杯の勇気を出した女の言葉を蓉子は切り捨てた。人を勧誘するにしては、ビビり過ぎではないか?

 他にも、地味すぎる服装とあまりの化粧っ気のなさと来た。ヤル気があるのかと疑ってしまう。

 どんどん不機嫌な表情になっていく蓉子に取って食われると思ったのだろう。肩を震わせている。


「宗教か?」

「い、いえ…こ、ここが怪物関係の相談所だと聞いてきたのですが」

「………」

「あの、すみません」


 ぱっと見の年齢は40代前半くらいに見える。どちらにせよ自分よりも年下であろう蓉子に何度も頭を下げて謝り続ける女が、まさか仕事の依頼者だとは蓉子は思わなかった。絶対に勧誘だと思い込んでいたので、全力で追い返す態度で睨みを効かせていた。

 蓉子のガラの悪さはゴリラでいうドラミングと同じ役割で、無益な争いを避ける為の行為だ。

 何も知らない一般人が恐れさせる為のものではない。


「あ、あぁ…いやぁ、こちらこそ、とんだ失礼を…えっと、なにぶん立て込んでいまして…」

「すみません」

「いやいや、こちらこそ失礼しました。吸血鬼関係でよろしいですよね。お話を事務所のなか…で、」


 咄嗟に後ろを振り返る。事務所内はエドワードが定期的に掃除してくれているので汚くないが、子供の教育に確実に悪い大量のDVDが目につく。蓉子は依頼者の方へ向き直る。無理だ!絶対に無理だ!


「あー、そのっ、やっぱり、お話は外で聞いてもよろしいでしょうか?いやね、近所に良い喫茶があるんですよ。コーヒーは飲めますか?」

「はい…すみません」

「いやいや、それは良かった。いやぁ、コーヒーが美味い店なんです。紅茶は頼まない方が良いですよ。なにせ、ティーパック使ってますから」 

「はぁ、」

 

 自分が悪いのだと言わんばかりに気まずそうな女と昼間から酒でも飲んでいるのかと疑いたくなるようにヘラヘラ笑っている女の構図は、側から見ればそれはそれは奇妙だろう。

 蓉子だって、もっとスマートに依頼人の依頼を受け付けたい。

 しかし、ヤクザでも警察でもなければ、別世界の住人の依頼でもない。真っ当な人間の依頼人は久しぶりなのだ。勝手がわからないのだ。

 名前、清水香澄(しみず・かすみ)

 職業、16歳の1人息子を持つ専業主婦。

 年齢43歳。

 生体、人間。


 依頼人の自己紹介で、子持ちの主婦だという事がわかると尚さら喫茶店に移動して良かったと蓉子は思った。

 2人分のホットコーヒーがテーブルに置かれ店員がその場から去った頃、ようやく蓉子は込み入った仕事の話を始めた。


「えっと、つまり清水さんの息子さんが、ある日を境に吸血鬼として目覚め。日光を避けたり、血などを欲するようになったと」

「はい、夜に何処かへ出かけたり、それが原因で警察に何度も呼ばれました」

「なるほど、それは心配ですね」

「はい」

「症状はいつから?」

「えっと、高校へ進学してから、すぐでしょうか?急に人が変わったように」

「なるほど…高校に進学してすぐですか」


 とりあえず依頼人の前なので、神妙な顔を作っているが、息子の病名は既に蓉子の中で決定していた。

 その病気は、中学2年頃から発症すると考えられている恐ろしい病気だ。幼稚で痛々しいと感じさせるような行動や言動が悪目立ちしてしまい、時には周囲をドン引きさせる。

 主な原因としては、他人からの承認欲求、自己陶酔などが挙げられる思春期特有の病気だ。その名は、厨二病。

 あぁ!!っと、蓉子は異様な恥ずかしさとむず痒さを感じて頭を引っ掻き回したくなった。

 新しい環境で心機一転、高校デビューをしたのはわかる。しかし、だだの人間が前触れもなく吸血鬼になる筈がないのだ。かーちゃんだけは泣かすなよ…と内心で蓉子は嘆いた。

 残念なのか、幸いなのかはわからないが、依頼人が心配するような事は息子の身に少しも起こってはいない。

 今回のように厨二病というものに親が触れて来なかった。または、厨二病に理解の無い親が愛する我が子を救う為に、度々蓉子の所に相談や依頼をしに来る事がある。


「あの子、高校生になってからクラスに馴染めずに親しい友人も作れてないみたいで、休日はいつも家にいます」

「お、おう…」


 今回の厨二もストロングでヘビーな内容だった。吸血鬼への目覚め。日光を避ける。血を欲する。夜の徘徊。クラスに馴染めない。友達もいない。

 完全に依頼人の息子は、自分を特別視する事で孤立している自身を慰めている。

 今の時期、青春真っ盛りの楽しい時期の筈なのにだ。

 デビューさえ失敗していなければ、蓉子の目頭が自然熱くなるのをグッと堪えた。


「…引き受けて頂けますか?」

「っ、もちろんです。ご依頼内容は息子さんが本当に吸血鬼になったのかを私に確認して欲しいという事でよろしいでしょうか?」

「あ、はっ、はい、その通りです」

「では、こちらから清水さんのご自宅に訪問しますので、空いている日にち、または曜日を教えてください」


 涙腺が緩んでいるのを気づかせないように穏やかに蓉子は微笑んだが、人を安心させる笑みとは真逆の艶やかな女の色気漂わせる蓉子の笑みに依頼人の香澄を威圧させてしまっているのに気づいていない。


「…で、出来れば今晩にでも来て欲しくて」

「今晩ですか?」

「無理でしょうか?」

「いえ、わかりました。では、息子さんが活動を始める時間。そうですね、20時頃に清水さんのご自宅に伺っても?」

「よろしくお願いします」


 まさか仕事の予定日が今晩になるとは思わなかった。しかし、未来ある若者がこれ以上道を間違えないように全力でサポートするのも自分の仕事だ。今の蓉子は使命感に燃えていた。

 後々の予定が少し狂ってしまうが、その時だけは大した支障だとは感じなかった。





 蓉子が清水香澄の依頼を受けたのが昼過ぎだ。依頼を引き受けたその後は報酬などの詳細を話し合い別れた。

 事務所に帰った蓉子は必死になりながらDVDの視聴を必死に終わらせた。警察に提出する報告書の作成は未完成だが、事務所に帰ってからでも十分に出来る。

 太陽が大分落ちた18時半。蓉子はエドワードを起こし、数時間前に引き受けた依頼内容を話した。


「はぁ…その、偶にありますよね。チュウニ…どんな病気なのか今だに把握出来ませんが」

「一生、把握しなくていいぞ。人間の端くれとして、人間が実はバカだって吸血鬼にバレるのは避けたいからな」


 愛用している黒のパンツスーツを今回は着ない。威圧感を感じさせないようになるべく優しげに見える事を意識して、グレーのテーラードスーツに袖を通す。ストライプ柄が入っていてお気に入りなのだ。洗面台の蛍光灯が中に着ているブラウスの白を反射させた。

 蓉子はいつもよりアイラインを薄く引いた。意思の強い瞳を出来るだけ鈍くさせるためだ。アイシャドウも薄めのブラウンのみだ。リップバームを塗り、その上から赤の口紅を…やめて、オレンジの色にした。血行をよく見せたいので赤のチークをポンポン。清潔感を出したいので香水はフローラルな香りを選んだ。

 肩まで伸びている髪を1つにまとめて軽くシュシュで結んだら完成だ。


「バカだとは思いませんが、戦争とジェノサイドが大好きってイメージがありますね」

「コメントしずれぇ話題を厨二の次に出すなよ」

「はぁ、すみません」


 蓉子の言っている意味が伝わらなかったらしく首を傾げながら曖昧な返事を返す。眉を歪ませ眉間にシワを寄せて、怪訝な顔を浮かべているエドワードのその表情すら美しい。

 彼の落ち着いた話や、物静かな佇まい。その全てが美で構成されていた。


「では、話題を変えましょう。世の中にいる変態の数の多さについてどう思いますか?」

「うわ!びっくりしたぁ。急に下ネタをブッ込むなよ。つーか、それもコメントしずれぇよ」

「はぁ、すみません」

「無駄口はここまでだ。ほれっ、仕事の話をするぞ」


 ここらで、話のオチがついた蓉子は仕事の本題に移る事にした。今回の仕事は滅多に無いダブルブッキングだ。

 本来ならば、午後に引き受けた清水香澄の依頼を断り日程をズラして、行方不明のサキュバスの捜索を優先すべきだったが、蓉子の情緒が不安定だった為に今晩になってしまった。


「厨二の依頼が終わったら直ぐにサキュバスの捜索に加わる。悪いがそれまでは、お前だけで探してくれ」

「承知しました」

「出来れば、サキュバスを先に見つけてこっちに来て欲しい…」

「承知しました?全力を尽くします」

「頼む…」


 論より証拠、百聞は一見にしかず。

 蓉子が口で色々言っても厨二病を患っている患者には暖簾に腕押し、全く通じないのだ。

 それどころか、化け物の専門家などという香ばしい職業をしている蓉子の存在を自身の自己愛の世界に引き摺り込もうとする。

 幸い、蓉子の隣には本物の吸血鬼のエドワードがいる。中途半端な偽物には本物を見せた方が話が早かったりするのだ。


「あの…蓉子様はチュウニの仕事の時は必ず水筒の中にエナジードリンクを入れますが、それだと炭酸が抜けてしまいますよ」

「いいんだよ。私が飲むんじゃねぇんだから」


 厨二病の患者達には決まって自分達の中でルールが存在する。次の日から普通の人間に戻っているのではなく、蓉子が渡したエナジードリンク税込価格168円ではなく“吸血鬼から人間に戻る薬”を飲んだから普通の人間に戻ると認識して欲しいのだ。

 ここで、大切なのは妄想から現実に引き戻すための手順を怠ってはいけない。

 親がいる手前で、患者の自尊心をボロボロに踏みつける事くらい蓉子には簡単だ。エドワードを見世物して比較しながら、正論を言い続ければ良いのだ。

 しかし、蓉子はそれを是としない。

 蓉子はトラウマを作りたいのではない。患者達の黒歴史を作りたいのだ。


「あの、それもどうかと…」

「トラウマは一生残る傷でも、黒歴史は一時の過去だから立ち直りも早い」

「言っている事がまったくわかりませんが、出来るだけ早期にサキュバスを発見できるように努力します」

 

 恭しく頭を下げたエドワードは、任せられた仕事に取り掛かるため黒いキャップにブルーのサングラスを装着。

 ややエドワードの体格には大きいダボついているカーキ色のパーカーにデニムパンツ。新宿に遊びに来る若者達をイメージしたファッションなのだろう。ブランドのロゴが入っている赤いスニーカーは、いつの間にか通販でポチリされていた品だ。

 カジュアルファッションに身を包む吸血鬼のエドワードは、自身のフィールドである夜の世界に向かう為に事務所のドアに触れる。

 しかし、ドアを開く前にエドワードの動きがピタリと止まった。

 その動きに蓉子が疑問を抱くよりも前にくるりっとエドワードは蓉子の方を振り向いた。

 燃えるように光輝く赤い瞳はブルーのサングラスによって見えないが、堀の深いハッキリとした美しい容姿は見た目や服装を変えたところで衰える事はない。

 その姿を奇跡と思うか、天使と捉えるか、妖精か、それとも化け物と見抜くか。

 エドワードは右手の甲を蓉子に向けて人差し指と中指をピンっと天に向けた。


「ウェーイ」

「バカやってんじゃねぇ。早よいけ」


 少しも表情が変わらないが、案外ふざけるのが好きなエドワードは蓉子のツッコミに満足したらしい。もう一度、姿勢を正し頭を下げた。


「それでは行って参ります。蓉子様はくれぐれもスマホを忘れないでくださいね。電源も切らせないでください。モバイルバッテリーはバッグの中に入れておきました。僕が警察に声を掛けられて、警察署に行くことになっても直ぐに出られる状態でいてくださいね」

「あぁ、わかった!わかった!」

「…絶対ですからね」

「いいから早くいけ!」


 以前、今回のように依頼がダブルブッキングした際に中学生くらいの見た目のエドワードは警察の厄介になった事がある。

 エドワードがどれだけ自分が吸血鬼で、100歳以上生きている事を説明しても誰一人として信じてもらえず、いけない薬の使用を疑われ、警察署の取調べ室に半日勾留された事があった。

 

「保護者が迎えに来なければダメだといわれ、薄いカーテンしかない取調室の中に長い時間いましたが。だんだんと空の色が明るくなり窓から太陽の光が少しずつ…思い出したくないです」

「悪かったって、充電するの忘れて切れてたんだよ。ってか、警察署に行くのだって任意なんだから、別に断って帰って良かったんだぞ」

「あそこで帰ったら僕が悪い薬の影響で吸血鬼だと思い込んでいる変な子供だと思われるじゃないですか」

「ダハハっ、そうなったら厨二の仲間入りだな」

「そうなんですか?」


 蓉子はテーブルをバンバン叩きながら笑い出す蓉子。それを見ながら何をそんなに笑っているのかわからずエドワードは首を傾げる。

 結局、蓉子とエドワードはそのまま30分くらいダラダラ無駄なお喋りを続けた。



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