[最終話]幻の国『エリス』

彼の名は『アイリス』歳は二十二になる。この国では有名な作家だ。

十二時に町へ出て、広場で子供達に読み聞かせをし、帽子にチップを入れてもらう。

『今日は幻の国エリスについて話そうか。』とアイリスが言うと、子供達は『あー、その話知ってる!』と言う。

そう、この国では誰もが知っている有名な昔話である。

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