花言葉 アジュガ(4月26日)

 雨です。ついに冷たい雨が降りだしました。

 こうしてエッセイで花言葉を書いていますが、雨がちょっと苦手です。身体が冷えますし、気圧の変動で頭痛や眠気に襲われ、上手いこと身体が動かないんですよ。

 でも、花や樹木にとっては、恵みの雨ですよね。


 雨が嫌いな訳じゃないんですよ。

 降りしきる雨がもう少し弱くなれば、お気に入りの傘をさして散歩をしに行って、雨に濡れる花姿をカメラで撮るのも楽しいんですよ。

 ただ、冷たい雨が叩きつけるとスマホを掲げていられないし、この時期は冷えますからね。もう少し、暖かくなった雨の日に、お気に入りのガーデンに足を運びたいなと思っています。


 4月26日の誕生花は『アジュガ』です。馴染みのない名前だと思います。この時期に、花壇の彩りグランドカバーとしても使われることがありますね。青紫の花色がとても爽やかで素敵なんですよ。

 日本にも自生する品種でキランソウと呼ばれるものがあります。青紫の花色から「紫藍草しらんそう」と呼ばれていたものが、形を変えたみたいですね。


 キランソウは、古くから身近な薬草だったみたいですね。

 今でも、筋骨草という名で漢方として使われているそうですよ。医者にかかる必要がく「医者倒し」なんて呼び名が生まれたくらい、薬効が素晴らしかったみたいですね。


 薬効をちょっと調べたら、高血圧に効く、咳を鎮める、痰を切る、解熱、下痢止め、消化を助ける……なんて様々な効能が出てきました。他にも、解毒や切傷、火傷、あせも、虫刺されなんかにも効くとか。まさに、万能薬ですよね。

 あまりの万能ぶりに、一時期、野原からその花姿が消えた、なんてこともあったみたいです。


 なお、キランソウはアジュガの仲間ですが、アジュガは観葉植物になるので、薬効を期待して食べたりしないようにしてくださいね。


 さて『アジュガ』の花言葉は『強い友情』『心休まる家庭』です。重なって咲く花姿が繋がりや家庭を想像して、花言葉を選んだのでしょうか。

 アジュガは乾燥に弱いそうですから、今日のような雨模様を喜んでいるかもしれませんね。

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