花言葉 コブシ(3月8日)

 春の花は?と聞かれると、瞬間的に浮かぶのは桜でしょうか。あるいは、梅、菜の花、水仙、チューリップ。春の花をイメージするのも、人それぞれ、何かしらの思い出と一緒だと思うんです。

 私にとって春の花は、桜、水仙、チューリップ、この定番の三つですね。

 毎年、庭に咲いた水仙やチューリップに、家のすぐ横の保育園に植えられていた桜の大木。繰り返し訪れる春の風景に、この三つは欠かせませんね。


 3月8日の誕生花である『コブシ』も春の花ですね。コブシの実がに似ているとか、蕾の形が小さな子の拳のようだとか、諸説あるものの、どれからも拳を思わせることが名前の由来だと分かりますね。


 うちの近所でも、コブシが蕾をふっくらとさせ、少しずつ開花しています。

 開花前の蕾は、ネコヤナギのように細かな毛に覆われた姿なんですよね。寒い2月頃から蕾が膨らみ始めますし、もしかしたら、防寒対策なのかもしれませんね。


 実家の近所にあった城跡に、大きなコブシの木があったんです。5メートルくらいだったでしょうか。大きく枝を広げて真っ白な花を咲かせる姿は、桜に負けず劣らずで綺麗でしたね。

 あの城跡になんで行ったのか、さっぱり記憶にはないんですけどね。散歩だったのか、何かのイベントか。でも、大きなコブシの木だけは記憶に残っています。


 その記憶のおかげか、コブシの木は大きくなると覚えていました。確かに、5メートルの木は大木ですよね。でも、調べてみると、コブシによく似たハクモクレンの木の方がさらに大きくなるそうです。

 近所の庭先に、ハクモクレンを植えてるお家も多いのですが、手入れを怠ると大変なことになりそうですね。


 さて、『コブシ』の花言葉は『友情』『友愛』『愛らしさ』です。真っ白な花姿からついた花言葉だそうです。また、愛らしさはその蕾が子どもの握り拳のようだからとも云われてます。

 開花時期は3月~4月ですし、卒業、入学シーズンに咲く花姿にぴったりの花言葉ですね。


 最後に、コブシとハクモクレンの見分け方を記しておきます。ほぼ同時期に咲きますし、よく似ているんですよ。花が大好きな娘も、毎年どっちがどっち?と確認するくらい、紛らわしいです。

 でも、花びらの数が違うんです。

 コブシは6枚、ハクモクレンは9枚。迷った時は、花びらの数を数えて見てくださあたね。

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