花言葉 ムラサキケマン(3月4日)
春らしい穏やかな朝を迎えました。こんな日は、何もせずにお茶を飲みながら、ゆっくり読書をしたいものですね。
土日の朝、日埜和家では花言葉に関連した植物の話題で盛り上がることがあります。長女が植物好きなのと、旦那は花好きだった祖母の影響なのか意外と詳しいので、なかなか楽しいんですよ。
3月4日の誕生花『ムラサキケマン』も、今朝の話題の一つになりましま。
私はあまり見覚えのない花で、どこか山道で見たことがある気がする、そんな程度の印象です。調べてみると、全国に分布しているようなんですけどね。
長女に聞いてみると「そこに生えてるじゃん」と、近所の杉林を指差しました。
野草が生えるような場所に咲くムラサキケマンがそんなすぐ側の杉林に!?と、一瞬、驚きました。
でも、よくよく考えるとこの辺りは元々山だったので、残っている杉林は山の名残。野草が生えていても可笑しくないし、あの鬱蒼とした場所なら、ムラサキケマンも好みそうです。
ムラサキケマンには毒があるんですよ。毒性の植物って、やっぱり身近にあるんですね。
それも話題に上がり、この植物がキンポウゲ目ケシ科の植物だと話したら、家族揃って「キンポウゲがついたらアウトだよな」と頷くくらいには、有毒植物についても、朝から楽しく話しました。
ちなみに、ムラサキケマンはプロトピンと呼ばれるアルカロイド系の毒を持っています。
誤食すれば嘔吐、呼吸麻痺、心臓麻痺などを引き起こすので、山菜と誤って採取しないように気を付けてください。
特に葉が、ヤマニンジンと似ているので、花が咲いていない時期は間違えやすいと思います。
そんな『ムラサキケマン』の花言葉は『喜び』『あなたの助けになる』です。
毒性があるのに、喜びとか助けってどういうこと?って疑問に思いますよね。私も、むしろ苦しみじゃないのって思いました。
実はこれ、名前にある「ケマン」が由来なんです。
ケマンとは仏具の一つです。透かし彫りがされた金属製の飾りで、仏堂を飾るためのもので華鬘、あるいは花鬘とも書くそうです。
ムラサキケマンは細い紫色の花を四方八方に咲かせます。その花姿が、華鬘の透かし彫りを思わせたのでしょうかね。
まさか、名前を付けた人は毒のある花だなんて思いもしなかったでしょう。
今も昔も、毒性がある植物は、その危険度は調べないと分からなくて、ごく身近に咲いているものなんですね。
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