花言葉 ストック(3月2日)

 今週は前半が怒涛のごとく忙しく、昨日は疲れがどっと出てポンコツにだった日埜和です。ぽかぽか陽気の中、眠気と格闘する一日でした。

 春眠暁を覚えず。とは言いますが、夜が明けるのに気づかないどころか、一日中、暖かな日差しの中で微睡まどろんでしまいました。


 3月2日の誕生花は『ストック』です。今まさに最盛期で、公園だけでなく、庭先で満開になっているお宅もあるでしょう。

 背丈が少し高く、太い茎にわさわさと柔らかな花がついている姿は印象的です。花色も豊富ですし、他の花と合わせて花束にすると、ボリュームが出て良いんですよね。花持ちも良いので、贈り物としても最適だと思います。


 『ストック』の花言葉は『永遠の美』『愛情の絆』『求愛』です。花持ちが良いことを表してますし、他の花との相性の良さや花束に適した花姿に似合った花言葉ですね。

 春の陽気の中、ストックを添えた花束と一緒に愛の告白をするのも素敵かもしれません。


 ストックが日本に渡来したのは江戸時代です。

 園芸ブームの江戸時代、華やかなストックは人気だったのではないでしょうか。大正時代に入ると、切り花として売り出すための栽培も盛んになったようですよ。


 古代ギリシャ、ローマでは薬草としても使われていたそうです。また、香りが良いことから香水の調香に用いられていたなんて話もあります。

 その香りの特徴から「ストック・ジリフラワー」と呼ばれていたそうです。ジリフラワーとはカーネーションのことです。茎がスキーのストックのように太くて、香りがジリフラワーのようだったことからついた名だそうです。いつしか、ストックだけが残り、この種をストックと総称するようになったようですね。


 今は薬として使われてないようですが、エディブルフラワーとして栽培されているそうです。

 カーネーションのような香りは、ほのかにスパイシーさがあるんですが、味も同じように辛味を感じるそうです。サラダに飾ると華やかでしょうし、味のアクセントにもなりそうですね。


 なお、ストックはアブラナ科です。

 想像ですが、もしかしたら辛味は芥子菜からしなに近いのかもしれませんね。茎の部分も食べられるそうですから、菜の花を思わせるような風味なのでしょうか。機会があれば、食べてみたいものですね。


 ちなみに、花屋さんで売られているものは食用ではありません。栽培時の農薬の基準値が、園芸と食用の栽培では異なるので、間違っても食卓に並べないでくださいね。

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