花言葉 プリムラ(2月19日)

 今朝は轟々と唸るような風が吹き荒れています。これは春の予兆でしょうか。それとも、まだ冷たい雨が降る前触れなのか。どちらにせよ、今日は外出を控えて家でゆっくりお茶を飲むのが良さそうな天気ですね。


 冬から春にかけていたるところで見かける花が、2月19日の『プリムラ』です。

 公園、沿道の花壇、花屋の軒先に置かれたプランター、ちょっと花を探すと可愛らしい花が咲いていることに気付くと思います。


 プリムラは様々な品種があり、いくつか、品種ごとの花言葉まであるようです。今日は、プリムラ全体の花言葉の他に、品種ごとの花言葉も紹介したいと思います。


 『プリムラ』全体の花言葉は『青春のはじまりと悲しみ』『青春の恋』です。これは、花の時期が冬から春にかけてで、夏を迎えず咲き終わることが由来だと云われています。青春はちょっと悲しいこともありますが、春の予感は、プリムラの花びらを揺らすよう優しい風に心踊るものであって欲しいですね。


【プリムラ・シネンシス】

 中国原産で桜の花弁に似た花姿が愛らしいです。ウンナンサクラソウに近い品種だとも云われています。

 花言葉は「永遠の愛情」


【プリムラ・ポリアンサ】

 ヨーロッパ原産で育てやすく、冬の花壇の彩りに最適です。よく見かける品種だと思います。

 花言葉は「富の誇り」「無言の愛」


【プリムラ・オブコニカ】

 中国原産で花の色が豊富です。昔は茎や葉に触れると皮膚炎を起こしたようですが、近年、品種改良されたそうですよ。

 花言葉は「しとやかな人」「青春の美しさ」


【プリムラ・ジュリアン】

 プリムラ・ポリアンサを品種改良したものです。花色が豊富で、小ぶりな株で可愛らしいです。

 花言葉は「青春の喜びと悲しみ」


【プリムラ・マラコイデス】

 中国原産で、小さな花が集まって咲きます。鉢植えにすると見映えがとても良いと思います。

 花言葉は「素朴」「気取らない愛」「運命を開く」


 プリムラはヨーロッパ、アジア各国で古くから愛され、品種改良がされてきました。

 実は、日本にある桜草も、プリムラの仲間になります。花の大きさは違いますが、よく見ると似ているんですよ。桜草は江戸時代でも人気で、品種改良が盛んだったそうです。


 冬から春にかけて様々なプリムラが町中を彩ってくれています。ぜひ、散歩の際には沿道でその花姿を探してみてください。

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