花言葉 ネリネ
花束をもらったのは、いつが最後かしら。ふと思って、古い記憶を掘り返してみました。たぶん、高校の卒業式だと思うんですよね。
大人になり、贈ることは何度もありましたが、もらうことって意外とないものです。
日頃、自宅で花を活けることもないので、花束をいただいたら困ると思いますが、花屋さんの前を過ぎると、ちょっと欲しくなりますね。
11月25日の誕生花『ネリネ』も、花束に入れると華やかさが増す、素敵な花です。その花姿はユリにも似ていますが、ヒガンバナにもよく似ています。
ネリネは大正時代に渡来しました。しかし、縁起が悪いと言われるヒガンバナに似ていることから、なかなか普及しませんでした。
近年、ヒガンバナも群生地が観光地になることもあり、昔のような縁起を気にする意識は薄れたのでしょう。ネリネも、花束やフラワーアレンジメントとして人気が出るようになってきました。
普及するのに時間のかかった『ネリネ』の花言葉は『また会う日を楽しみに』『忍耐』『箱入り娘』です。
ネリネの名前の由来は、ギリシャ神話の海の女神(あるいは
海に住むネレイデス姉妹は50人とも100人とも言われ、海底で大切に育てられていました。まさに箱入り娘ですね。海底で過ごす日々ですが、たまに、外出することも出来たそうです。その一時をとても貴重に思い、日々を耐えていたのでしょう。
「また会う日を楽しみに」とは、もしかしたら、海底から出た先で、心を通わせる大切な人と会っていたのかも。と、想像させるような言葉ですね。
日本で人気が出るまで時間がかかったことと、ギリシャ神話の海底で耐える生活が重なり、全ての花言葉が、なんとも深いものに感じます。
ネリネのには、ダイヤモンドリリーという別名があります。ネリネ・サルニエンシスの花弁には光沢があり、光が当たるとキラキラ輝くことからついた別名だそうです。この種から、数多くの種類が誕生して花屋さんにも並ぶようになったようですよ。
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