花言葉 ユウゼンギク

 つい一ヶ月前は残暑が厳しくて、散歩もままならなかったんですよね。やっと涼しくなったのはありがたいですが、連日の雨模様で散歩はまたお休みになってます。

 そらそろ秋バラも咲き始めている頃でしょうし、バラ園にも訪れたいな、て思っているんですよ。キク科の花々も咲いているでしょうから、素敵な花園に出会えると思うんですよね。秋晴れが恋しいです。


 秋晴れと言いいましたが、秋は意外と雨の日が多いですよね。

 秋雨とか秋の長雨という言葉もありますし、雨の日が多いからこそ、訪れた快晴が心に残り、秋晴れという言葉が生まれたのかもしれませんね。


 雨が上がるごとに気温が下がる時期ですが、あと一月ひとつきもすると、花を咲かせる植物もだいぶ減りますよね。

 そんな中でも、10月14日の誕生花『ユウゼンギク』は鮮やかな花姿を見せてくれます。開花時期は11月頃までになるでしょうか。私の実家でも秋に咲いていましたね。


 このユウゼンギク、見た目も名前もとても和風ですが、明治時代にアメリカから渡来した花なんですよ。当時はメリケン小菊と呼ばれていたそうです。今では野生化して、全国各地で見られるほど、身近な花になってますね。名前は知らないけど見たことある秋の花代表なんじゃないかしら?


 花色は濃いめの紫やピンクの他、白や淡い色合いのものもあります。

 特に濃い色は鮮やかで、花数の減る秋の風景の中で咲く花姿が、昔の人の目には印象的に映ったのかもしれませんね。その鮮やかさが友禅染ゆうぜんぞめを思わせてくれるから、と言うのが花の名前の由来だそうです。


 海外ではNew York asterニューヨーク・アスターと呼ばれたり、キリスト教のミカエル祭(9月29日)ころに咲いていることからMichaelmas daisyミカエルマス・デイジーと呼ばれたりするそうです。

 アスターと言えばシオンですよね。ユウゼンギクよりも素朴な感じのイメージがあります。そこに華やかなニューヨークをつけたのは、ユウゼンギクの由来に通じる感覚な気がしますね。


 さて、秋に華やかさを添えてくれる『ユウゼンギク』の花言葉は『後知恵』『老いても元気で』です。

 秋も終わりに近づき、他の花が咲き終わるなかで開花していることから、この言葉が添えられるようになったそうですよ。

 年を重ねると、冬が近づくこの時期の気温がなかなか堪えるようになってきますが、ユウゼンギクのように寒さに負けず、元気で頑張っていかないとですね。

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