花言葉 ヒマワリ

 台風が近づくと、秋も近づいたように思います。今年は度々、日本近海で発生しているので、ちょっと例年と違うなようにも感じますが。

 雨が降るとひやりとし、なおのこと秋の訪れを感じたりもしますね。


 さて、8月31日です。

 9月がきたら秋!と言う訳じゃないんですけどね。夏休みの影響か、8月の終わりは夏の終わりのような印象を受けます。


 そんな8月最後の花言葉は『ヒマワリ』から『私はあなただけを見つめる』『愛慕』『崇拝』です。

 夏の代表として、エッセイの中でも何度も名前を出したヒマワリです。8月の最後を飾るのにぴったりじゃないでしょうか。


 ヒマワリは花を咲かせるまで、太陽を追いかけるように向きを変えるといわれます。この向日性の話は有名ですよね。

 成長に欠かせない太陽光をしっかり浴び、東に西にと向きを変えながら、ぐんぐん茎が伸びていきます。


 子どもの頃は、花壇で大きくなるヒマワリの成長を眺め、勝手に競いあったりした記憶があります。あっという間に自分の背は、追い抜かれちゃうんですけどね。

 花が咲く頃には、茎も固くなり、ヒマワリが太陽を追いかけることもなくなります。


 この向日性の話から、ヒマワリを題材にした話もありますよね。

 太陽神に恋をした乙女クリュティエの話は有名でしょう。恋が叶わなかったクリュティエは太陽を見ながら悲しみ、泣き続けて死んでいきます。そして、一輪の花になっても太陽を見続けました。


 ギリシャ神話になぞらえて語られることが多いですが、ヒマワリってアメリカ原産なので、神話が誕生した頃にヨーロッパにはなかったと言われてます。

 そのため、クリュティエの花はキンセンカ、あるいはヘリオトロープだという説もあります。

 真夏に太陽を追いかけるヒマワリの姿は、恋い焦がれる姿を表しているようで、人々の創作意欲を刺激してきたのでしょう。


 ちなみに、スペイン人に種が持ち出される前、アメリカでは種を食用として栽培していたそうです。

 迷信が信じられていた時代では、妊娠しやすくなるとか、天然痘にかからなくなるや、ペストにかからなくなると言われたこともあるそうですよ。


 栄養価も高く、今でも煎って食べたり食用油を絞ったりしますよね。

 子どもの頃、ヒマワリの種が食べられるときいて、割って食べたことがある人もいるんじゃないかしら?私も小学校の頃、食べたことがあります。意外と美味しくて、リスになったような気がしたのを覚えてます。

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