花言葉 オトメユリ
暑い日差しの中、ご近所でよく見かける花の中に白いユリがあります。
ヤマユリかテッポウユリかと思っていたら、どうやらよく似たタカサゴユリという種類かもしれないと気づきました。葉っぱの形が異なるらしいので、今度、散歩に出たときに確認しないとですね。
ユリと言うと、まず思い浮かべるのは白い花姿ですよね。ユリで画像検索すると白以外にも様々な色の写真が出てきます。でも、やはり白色の割合が多く感じますね。
世界規模で見るとユリは100種以上あり、日本では15種が自生しているそうです。その内6種は日本固有種らしいです。ヤマユリやテッポウユリが、まさに日本の固有種です。
江戸時代に、シーボルトが自国にユリの球根を持ち帰り、高価格で取引がされるようになったそうです。明治時代に入り、ユリは生糸に迫る外貨獲得の花形になったとも言われ、当時『ユリで軍艦を造った』とまで言われたそうですよ。
今日、紹介する『オトメユリ』も日本固有のユリです。
草丈30〜50cmの茎の先に、淡いピンクの小ぶりな花を咲かせます。写真で見ると、乙女の文字がとても似合う可憐な花姿です。
元々、新潟・福島・山形の県境付近の山だけに自生していたそうですよ。自生のものは絶滅危惧種にも指定されてるそうなので、山で見かけた場合はシャッターチャンスですね。
私も幼い頃、福島の山に行ったことがあります。でも、一度として見かけたことがないんですよね。
山形出身の旦那(カモシカやサルが降りてくるような田舎に住んでました)にも聞いてみたのですが、やはり一度も見たことがないそうです。
それくらい、自生の『オトメユリ』は貴重だということですね。
そんな『オトメユリ』の花言葉は『好奇心の芽生え』『飾らぬ美』『純潔』です。
小さな花姿から
なお、『オトメユリ』によく似た『ササユリ』というピンクのユリもあります。こちらも日本の固有種で、主に西日本の山に咲いてるようです。
違いは花の大きさと雄しべの色。『オトメユリ』の方がサイズが小さく、雄しべは黄色だそうですよ。もしも、雄しべが赤褐色、オレンジ色のようでしたら、それはササユリだそうですよ。
夏の山に行く機会があれば、様々なユリを探して見比べるのも、楽しそうですね。
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