花言葉 月下美人

 小説や漫画の題材にも好まれそうな『月下美人』はサボテンの仲間です。

 夕方から香り初めて夜に花を咲かせ、朝にはしぼんでしまう。一夜限りの花からその名がついたと言われてますね。

 花言葉も、一晩だけ美しい姿から連想したのでしょう。『はかない美』『はかない恋』『あでやかな美人』とされています。

 

 夜に花を咲かせるのは、花の蜜を食べるコウモリを媒介として受粉出来るように適応したためと言われてるようです。

 月と花とコウモリ。これだけでも、ファンタジー要素満載で、物語が浮かんできそうですよね。


 花が咲く様子を、私は見たことないのですが、旦那が何度も見ているんですよ。祖母が生前に栽培していたそうで、羨ましい限りです。


 そんな旦那曰く。「次の日も咲いてるぞ」


 花は一晩でしぼむと言われますが、どうやら、花を咲かせるのに必要な栄養素や体力が残っていれば、翌日も花が開いていることがあるみたいですね。

 同じように、栄養素の蓄積や体力回復のゆとりが十分にあれば、年間二回以上咲かせるという話も聞きました。


 旦那の祖母は、花の大好きな人だったので、月下美人も丹精込めて育てていたのでしょう。

 結婚した当初は、まだ祖母も元気で、月下美人を育てていたんですけどね。なかなか開花時期に田舎に帰れなかったんですよ。見てみたかったですね。



 そんな月下美人、食用花エディブルフラワーでもあるそうです。最初に食べた人は、たった一晩しか咲かない花をもったいないと思ったのでしょうか。


 どんな味なんだろうと思って、ちょっと検索してみたら、色々とレシピが出てきました。

 和え物、天ぷら、スープあたりが、スタンダードみたいです。

 お酒に漬け込んで保存するなんて話も見かけました。アルコール度の高いものにつけるのでしょうね。ズブロッカのように、お酒に香りが移って美味しくなるのかしら。ちょっと飲んでみたいですね。


 茹でた花は粘りがあるようですね。

 茎の部分はオクラみたいな食感だとか。ポン酢で食べるのが手軽でいいみたいです。

 大きな花なので、天ぷらにしたら食べ応えありそうですが、加熱をしたら花の香りは、どのくらい残るのでしょうか。気になるところですね。


 調べていくと、月下美人のお酒を食前酒に、月下美人御膳を食べるなんてのも、可能な気がしてきました。

 やっぱり、私は花より団子のようです。

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