花言葉 ニッコウキスゲ

 ニッコウキスゲは6月4日もしくは7月24日の花だったのに、Twitterて本日紹介してしまった愚か者です。


 今日が月曜日だから、ニッコウキスゲの花言葉『日々あらたに』がぴったり!と思って、すっかりその気分になってしまいました。

 寝ぼけながら調べると、初歩的ミスするから気を付けないとですね。


 今日は7月4日なので、本来でしたらネジバナやモクレンを紹介するところですが……すっかりニッコウキスゲの気分なので、押し通して参ります!



 正式名は禅庭花ゼンテイカと言いますが、栃木県の日光に多く生息していることから日光黄菅ニッコウキスゲと呼ばれるようになったそうです。

 黄色いユリのような花ですが、ユリの仲間ではありません。

 ススキノキ科ワスレグサ属の花になります。なお、ワスレグサは勿忘草ワスレナグサとは関係がないですよ。


 一日花(朝方に咲き、夕方にしぼむ花)と考えられたことから、その名がついたようです。

 実際は数日咲くそうですが、しぼむまでの時間は他の花に比べて短いようで、見頃が訪れたら早めに群生地に行くと良さそうです。


 日光の霧降高原に、スキーリフトから見下ろすニッコウキスゲの群生地があったんですよね。一度は行ってみたいと思っていたのですが、リフトは廃止されてしまったそうです。

 眼下に広がるニッコウキスゲの情景は、きっと絶景だったでしょうね。

 今は、遊歩道が設置されているそうで、ニッコウキスゲだけでなく、季節の花を楽しむウォーキングコースとしても良いかもしれませんね。



 そうそう、ニッコウキスゲの名前の方が知れ渡ってますが、本来の和名である禅庭花ゼンテイカは、日光の戦場ケ原に群生することが関係しています。

 戦場ケ原を、中善寺の庭にみたてたことがそもそもの由来だというのだから、なんとも風流な話ですね。


 そんなニッコウキスゲは、日光の固有種というわけでもなく、仲間のワスレグサも日本各地で見られるそうです。

 ユリのようでユリでない。その名を忘れ、咲いていたことを忘れられようとも、また次の年も咲き誇る。

 花の名前すら、禅問答のようなニッコウキスゲですが、難しいことは置いといて、その愛らしい花を多だ眺めるのも風流ですね。

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