花言葉 忍冬

 夏が近づくと、様々な緑が生い茂り、公園や木の生い茂る林の日当たりのいい場所では、蔦の葉も大きく青々とする時期ですよね。

 我が家の庭にも、どこからか飛んできたヘクソカズラの種が芽を出して、フェンスに絡まっています。この植物は、名前の通り臭いがちょっと……なんですよね。


 さてさて、そんな誤解を呼ぶような蔦ではなく、6月22日の花は『忍冬』です。

 名前の由来を考えると『吸葛』となりますが、冬の間も緑の葉を生い茂らせ、春に花を咲かせることから『忍冬』とも書くようにもなったみたいですね。

 読み方は『スイカズラ』になります。


 こちらの香りの方ですが……

 ご安心ください。甘い香りがするようで、香水にも使われるみたいですよ。

 私は近所で見たことがないのですが、平地でも見られるようです。今度、お散歩の時にでも探してみようかと思います。


 花の蜜も甘いことから、子ども達がその蜜を吸ったことで『スイカズラ』と呼ばれるようになったのが、そもそもの由来のようですね。


 写真を見ると、見た目も白く、なんとも愛らしい花です。

 この白い花、徐々に黄色に変わることから『金銀花』と言う名前もあるとか。

 しかも、昔から薬やお茶にも使われてきたと言うのだから……お茶好きの私としては、いつかお話に盛り込みたい!と思わせる、魅力的な花です。


 名前だけでも、お話が浮かびそうな『スイカズラ』の花言葉は『愛の絆』『友愛』『献身的な愛』です。


 その蔦が絡まる様や、薬としても重宝されたことなどから生まれた言葉でしょうか。

 一度、スイカズラのお茶を飲んでみたいところです。これも、探し出さなければなりませんね!


 それにしても、同じく蔦状の植物であるヘクソカズラとは雲泥の差ですね。

 花は可愛らしいのですが、あの臭いと言ったら……その花言葉が『誤解を解きたい』になるのも分かりますね。


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る