執筆日和~言葉の花束 届けます~

日埜和なこ

6月

花言葉 紫陽花

 紫陽花はその色を変えることから、花言葉も『移り気』と、ちょっと恋には不向きな言葉がつけられてますよね。


 でも、その色で花言葉が変わるの、知ってましたか?


 一昔前は、紫陽花といえば青やピンクでしたが、近年は様々な色がありますよね。そんな中でも、一際目を引くのが、白い紫陽花のように思います。


 始めてみたときは、びっくりしました。

 でも、6月といえばジューンブライドもあることですし、白の似合う月とも言えますよね。


 そんな白い紫陽花の花言葉は『寛容』。

 どんな色にも染まる白だから、その意味が添えられたのかしら?

 由来は分かりませんが、『移り気』と比べると、とたんに優しくおおらかなイメージに変わりますね。



 ところで、紫陽花のってどこか知っていますか?


「どこも何も、見て分かるだろう」

 そう言われる方が多いかもしれませんね。


 色の変わるは、実は『がく』なんですよ。

 紫陽花は雌しべや雄しべが退化してしまって、実のならない花なんですって。色鮮やかなの中央に、小さな蕾のようなものがありますよね。あれが、花になります。


 華やかなの中に、その姿をひそめる花は辛抱強くも見えますね。



 青い紫陽花の花言葉は『辛抱強い愛情』だそうです。

 どんなに鮮やかなに覆われても、雨の中で愛されようと、ひたすら待つ姿から、その意味が添えられたのでしょうかね?


 憂鬱な梅雨空が続きますが、紫陽花を見かけたら、ちょっと覗いてみるのも、良いかもしれませんね。

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