第2話 桃丞優綰の誕生

さて、大学生になった僕はそれでも自分の物語を書き続けました。


授業中にも書いていたんだから、相当不真面目な生徒です。


二浪を機に勉強とは縁を切ろうと思っていたのが災いしたのでしょうね。


大学時代に丹念に書き直していたのが「好きです!」(朝が来て、晩が来るの夕の作品)と言う作品です。

この作品のコンセプトは反転と二重解釈です。

発想は高校生の頃だったのですが、

書き終えるまでに七年かかっていました。

そんなに長い話ではないですが。


さて、反転はそのままですね。

立場が逆転する話ということです。


そして、二重解釈。

こちらに手間取りました。

文章は同じなのに、二つの異なる解釈を生み出すのにかなり時間がかかりました。


えっ、どういう事?

と思った方は読んでみて下さい。


さらっとネタバレすると。

告白してきた青年と女性と女性の前彼が出てきますが、

女性が選ぶ男性が

どちらでも成立するように書いています。


つまりどちらの解釈も正しいのです。


そう言う作品を書きたくて苦戦していました。


まあ、見た目は普通の恋愛ものですが、

個人的には純文学だと思っています。

(だって芸術的じゃん?)


で、これが一応の形になったのを記念に

そして、プロを目指す志として

ペンネームを考えました。


それがこの桃丞優綰です。


この時、くそほども画数について勉強したので、画数に関しては完璧な名前を持っています(プロの人も絶賛してました)。


コンセプトは夏目漱石みたいな名前(知らなきゃ読めない)

というのと、

自分が台湾人と日本人のハーフだというのがなんとなくわかる名前

というのと、

そもそも物書きをしたいと思った理由である自分の聖剣伝説を作りたい、からワンという主人公の名前を拝借しました。


こちらの聖剣伝説の話はプロットしか作っていません。

三万字くらいあった気がする(もはや一つの作品である)。


さりげなく、家庭運に気を配ってます。

喧嘩ばかりだったので(笑)


桃→邪気を払う

丞→助ける

優→優しく

綰→まとめる


漢字の意味合いもこんな感じで、

「邪気を払うのを助け、優しくまとめる」作家

という意味合いを持つようにしました。


さてはて、聖剣伝説の話もしましょうかね。


そもそもとして、自分で書いてみようと思った瞬間が小学生の時にあったのです。

それが聖剣伝説でした。

よく見ると、僕の小学生の時の夢ベスト3に小説家がランクインしてました。


特に感銘を受けたのが聖剣伝説レジェンドオブマナで、


これ、デフォルトでYOU「ゆう」(ゆうわんのゆうはここから)という名前があてがわれているのです。

これは貴方が主人公という意味でデフォルト設定されていたようなのですが、

これを気に入りました。


なかなか続編が出ないのもあって、自分が続編を出してやると躍起になっていたのを覚えています(全てエタってましたが)。

とりあえずその時に作った名前が、ワンでした。

あっ、主人公の名前です。

ヒロインはアンナです。

二人組み合わせるとマナという作品上の神様の名前が出てきます。

アナグラムって言うのかな?一応。


そして二次創作のサイトでめちゃくちゃ読み耽っていたのも覚えています。


そう、続きませんでしたが。


ただ、これは一つの夢でもあります。

自分の聖剣伝説を作ること。

いつかこれを叶えるために作家になりたいのです。


プロ作家じゃなきゃそういう仕事取れないでしょ?

そういうことです。


印税で楽したいというのとは違います。

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