④
「挿れるぞ、脚開けよ…」
「んッ…。」
恥じらいながらも、ゆっくり秘部を見せつける春流。
恐怖か期待か。
身体は微弱に震えていた。
春流の上に覆い被されば、ギシッとベッドが沈む。
滑らかな両膝を抱え込み、標準を合わせ…俺の張り詰めたモノの先端をあてがった。
蕾に濡れた鈴口が触れた途端、ソコがキュッと縮小する。春流は固く目を塞ぎ、来るべき苦痛を迎え入れるため、シーツを強く握り締めた。
「バカ…んな固くなってんじゃねぇよ…。」
瞼と柔らかい唇に噛みつけば、目を開き見つめ合う。
少しだけ深いキスを交わせば、先程よりは緊張が解けていた。
「いい、よ…キて…。」
覚悟を決めた春流の目を認め、もう一度膝を割り開く。
春流のソコも、俺の肉も。
今か今かと互いを欲し、脈打つ。
「いくぜ…、春流。」
「ッ…─────」
亀頭でこじ開け、奥へ。
「ひっ…あぁ…」
ギチッ、グチュッ…
本来の用途を逆らって、侵入する凶器。
中はもの凄い圧力で…隙あらば異物であるソレすらも噛み千切りそうな程、キツイ…。
「チッ…締まり過ぎだろっ…!」
まだ亀頭までしか飲み込んでいない癖に。それだけでも十分イケそうな位、春流のソコは熱く心地良い。
でも、まだ足らねぇ…。
「アッ、あぁ…晴二くっ…!」
春流はまだ処女だ。
焦らず、ゆっくりと。
着実に未開発の園へと、突き進む。
「はぁッ…半分、入ったぜ…。」
「えっ…あ…まだ、半分んッ…?」
反応を示した春流は、幾分慣れてきたのか苦痛の色を消し始め。コレなら、そろそろ…
膝を持つ手に力を込める。
感づいた春流が静止の声を発したが────…
「ッ…あアアァ─────!!」
勢いを付け、一気に腰を打ちつける。
中にある、あの場所。春流の性感帯ごと串挿しにすれば…春流の声はもう、絶叫に変わっていた。
「ァンッ…あぁ、ハァ……」
余韻に浸り、くたりとする春流。
ふくよかな腹には、不似合いな程に卑猥な蜜がたっぷりと放たれ、白く輝いていた。
たった一発、突いただけで。
春流は絶頂を迎えてしまったみてぇだ。
「へぇ…そんなイイのか?尻の穴、犯されんの?」
「はぁッ…ゃぁ…」
「休んでる、暇はねぇからな…俺も楽しませろよ?」
正直、コイツがイッた時の締め付けはヤバかった。
初めて受けた快感は、かなりの衝撃だったものの。
俺の絶頂は、なんとか押し留めた。
まだ、早い。
楽しみはコレから、だ。
「アッ…ぁん、ふぁッ…!」
一度納まれば、手加減はナシ。
兄貴がシてたのを思い浮かべ、無我夢中で打ちつける。
挿入に合わせ、春流が喘ぐ。
一度イッてるからか、かなり敏感に酔いしれていた。
「ハッ、おまっ…才能あるんじゃ、ねっ…?」
春流の中はすげぇ気持ち良く俺を締め付けるし。
コイツ自身は泣きながら歓喜し、腰を揺らしてる。
娼婦の才能。
容姿も表情も声も反応も。
全てが完璧で、淫らで愛おしい。
ホントはいつも、コイツを欲してた。
男を魅了してやまないから、今まで影ながら大事に守って来たんだ。
誰にも、汚されないように。
俺だけが、独り占めできるように。
「ッ…ハル…。」
「アンッあッハッ…な、にっ…?」
律動は極限のまま。
互い繋がったままで。
「愛してる…。」
「ッ!?あッあァッ…」
とびきり甘く見つめれば。
「んンッ…ぼくもっ、すきッぁん…だいすきッ…!」
腰と尻がぶつかる音、互いの吐息と、結合部の卑猥な水音。
それらが混ざり合い、ただ単純に奥へ奥へ…。
たった今、好奇心から愛の営みへと変わり。
春流は俺の肉に溺れ、俺は春流の内に酔いしれる。
気持ち良いのは当たり前。
欲しいモノを意のままに、繋がっては遠ざかる。
「あッやっ、もっイクッ…!」
「俺もっそろそろ、ハァ…やべぇ──…!」
肌を合わせ唇を塞ぎ、ガツガツと挿入を繰り返す。
腹の間では、春流が放ったモノと汗とが混ざり合い、動く度にねっとりと纏わりついてきた。
ソレすらも性感帯。
あと少し、けれど永遠に。
迫り来る快楽の波に乗って、俺はピストンを加速させ…
「ハルッ、春流ッハァ…!」
「はぁンッ、あッイイッよッ…!」
「春流ん中、すげぇイイぜ、最高だッ…」
「…っせいじくっのっ、も…気持ちいっよ…?」
春流の身体がガクガクと震え出す。
俺の息子も、もう限界だ。
「あッあ…イッちゃ、う!!」
「イけよ…俺も中に、出してやるっ…」
「ヤッ…ァンッ…いっやアぁぁ───…!!!」
「くッ…ハルッ…ハル…!!」
ズンと最奥を突き挿した瞬間。
春流の肉壁がギュゥッと強く引き締まり、小さな性器が白濁を腹いっぱいに放てば、
俺も春流の腸内に、子種を思い切り流し込んでいた。
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