「挿れるぞ、脚開けよ…」


「んッ…。」


恥じらいながらも、ゆっくり秘部を見せつける春流。


恐怖か期待か。

身体は微弱に震えていた。



春流の上に覆い被されば、ギシッとベッドが沈む。

滑らかな両膝を抱え込み、標準を合わせ…俺の張り詰めたモノの先端をあてがった。


蕾に濡れた鈴口が触れた途端、ソコがキュッと縮小する。春流は固く目を塞ぎ、来るべき苦痛を迎え入れるため、シーツを強く握り締めた。




「バカ…んな固くなってんじゃねぇよ…。」


瞼と柔らかい唇に噛みつけば、目を開き見つめ合う。

少しだけ深いキスを交わせば、先程よりは緊張が解けていた。




「いい、よ…キて…。」


覚悟を決めた春流の目を認め、もう一度膝を割り開く。


春流のソコも、俺の肉も。

今か今かと互いを欲し、脈打つ。




「いくぜ…、春流。」


「ッ…─────」


亀頭でこじ開け、奥へ。




「ひっ…あぁ…」


ギチッ、グチュッ…

本来の用途を逆らって、侵入する凶器。

中はもの凄い圧力で…隙あらば異物であるソレすらも噛み千切りそうな程、キツイ…。





「チッ…締まり過ぎだろっ…!」


まだ亀頭までしか飲み込んでいない癖に。それだけでも十分イケそうな位、春流のソコは熱く心地良い。


でも、まだ足らねぇ…。





「アッ、あぁ…晴二くっ…!」


春流はまだ処女だ。

焦らず、ゆっくりと。

着実に未開発の園へと、突き進む。




「はぁッ…半分、入ったぜ…。」


「えっ…あ…まだ、半分んッ…?」


反応を示した春流は、幾分慣れてきたのか苦痛の色を消し始め。コレなら、そろそろ…


膝を持つ手に力を込める。

感づいた春流が静止の声を発したが────…




「ッ…あアアァ─────!!」


勢いを付け、一気に腰を打ちつける。


中にある、あの場所。春流の性感帯ごと串挿しにすれば…春流の声はもう、絶叫に変わっていた。




「ァンッ…あぁ、ハァ……」


余韻に浸り、くたりとする春流。

ふくよかな腹には、不似合いな程に卑猥な蜜がたっぷりと放たれ、白く輝いていた。


たった一発、突いただけで。

春流は絶頂を迎えてしまったみてぇだ。




「へぇ…そんなイイのか?尻の穴、犯されんの?」


「はぁッ…ゃぁ…」


「休んでる、暇はねぇからな…俺も楽しませろよ?」


正直、コイツがイッた時の締め付けはヤバかった。

初めて受けた快感は、かなりの衝撃だったものの。

俺の絶頂は、なんとか押し留めた。


まだ、早い。

楽しみはコレから、だ。





「アッ…ぁん、ふぁッ…!」


一度納まれば、手加減はナシ。

兄貴がシてたのを思い浮かべ、無我夢中で打ちつける。


挿入に合わせ、春流が喘ぐ。

一度イッてるからか、かなり敏感に酔いしれていた。





「ハッ、おまっ…才能あるんじゃ、ねっ…?」


春流の中はすげぇ気持ち良く俺を締め付けるし。

コイツ自身は泣きながら歓喜し、腰を揺らしてる。


娼婦の才能。

容姿も表情も声も反応も。

全てが完璧で、淫らで愛おしい。




ホントはいつも、コイツを欲してた。

男を魅了してやまないから、今まで影ながら大事に守って来たんだ。


誰にも、汚されないように。

俺だけが、独り占めできるように。




「ッ…ハル…。」


「アンッあッハッ…な、にっ…?」


律動は極限のまま。

互い繋がったままで。





「愛してる…。」


「ッ!?あッあァッ…」


とびきり甘く見つめれば。



「んンッ…ぼくもっ、すきッぁん…だいすきッ…!」


腰と尻がぶつかる音、互いの吐息と、結合部の卑猥な水音。


それらが混ざり合い、ただ単純に奥へ奥へ…。

たった今、好奇心から愛の営みへと変わり。


春流は俺の肉に溺れ、俺は春流の内に酔いしれる。



気持ち良いのは当たり前。

欲しいモノを意のままに、繋がっては遠ざかる。




「あッやっ、もっイクッ…!」


「俺もっそろそろ、ハァ…やべぇ──…!」


肌を合わせ唇を塞ぎ、ガツガツと挿入を繰り返す。

腹の間では、春流が放ったモノと汗とが混ざり合い、動く度にねっとりと纏わりついてきた。



ソレすらも性感帯。

あと少し、けれど永遠に。

迫り来る快楽の波に乗って、俺はピストンを加速させ…




「ハルッ、春流ッハァ…!」


「はぁンッ、あッイイッよッ…!」


「春流ん中、すげぇイイぜ、最高だッ…」


「…っせいじくっのっ、も…気持ちいっよ…?」


春流の身体がガクガクと震え出す。

俺の息子も、もう限界だ。





「あッあ…イッちゃ、う!!」


「イけよ…俺も中に、出してやるっ…」


「ヤッ…ァンッ…いっやアぁぁ───…!!!」


「くッ…ハルッ…ハル…!!」



ズンと最奥を突き挿した瞬間。

春流の肉壁がギュゥッと強く引き締まり、小さな性器が白濁を腹いっぱいに放てば、


俺も春流の腸内に、子種を思い切り流し込んでいた。

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