…シようよ☆

・幼なじみ(攻兄弟と受兄弟)

・俺様男前×中性的美人(兄sカプ)

・ヤンチャわんこ弟×美少年弟(弟sカプ)

・ただエロ書きたかったやつ(初挑戦で書いたR18)


━━━━━━━━━━・・・・




俺のお隣さんには、幼なじみが住んでいて。

中3の俺、晴二せいじと同い年の春流はる

高2で俺の兄貴・陽一よういちとタメの兄、夏津なつさんがいる。



うちは兄貴や俺をみてわかるように、

男らしいガテン系の血筋で。


対する幼なじみは、

女と間違えられるくらいの美形家族だった。





俺と春流は仲良くて、しょっちゅうお泊まりする仲。

兄貴達もおんなじように仲良しさん…だと思っていたんだけど。


どうやらそれはちょっと違ったみたいだ。





それはいつものように春流が俺の部屋に泊まりに来て、兄貴が夏津さんとこに泊まりに行っていた日の夜のこと。





「…なあ…お前の兄ちゃん女だったか?」


暗い部屋の中、視線は窓の向こうにじっと釘付けのまま…隣に座る幼なじみの春流に問い掛ける。




「…そんなわけないじゃん、見たらわかるでしょ?」


んなの解ってるさ。

一緒に風呂だって入った仲なんだし。




「だって俺の兄貴はどう見てもオトコだし…。」


はむしろ雄。

目の前のあの姿はもう…肉食獣にしか見えねえだろ。



向かい合うお隣のベランダを指す俺。

ソコで繰り広げられていた光景は、どう見ても…


″男女の営み″にしか、見えなかった。





「スゲーな…。」


窓の向こう、お隣の春流達の家があるその2階には

夏津さんの部屋があり。今はカーテン全開、間接照明だけでも室内が丸見え状態なワケで。


しなやかに鍛えられた兄貴の肉体が、まさに獲物を捕らえギラギラと光を放ち…激しく揺れ動いていた。




「知らなかったの?ふたりが付き合ってるの?」


夏津さん似の中性的で可愛らしい顔が、視線をこちらに向けてくる。


若干、顔が上気してエロいんだけどコイツ…。

ほぼ毎日、今目の前のような情事が隣の自室の壁越しから聞こえてくるのだと…春流が声変わりもまだな鈴みたいな声で、しれっと衝撃発言をするもんだから。


その事実は、まさに青天の霹靂だった。






猛々しい兄の腰つきに視線をもどす。

身体に見合う程の立派な雄のソレは、オトコにはある筈のない夏津さんのの中を、リズミカルに攻め立てている。


四つん這いで、兄貴に合わせるように自らも腰を揺らす夏津さん。

こっからでも判るくらい、淫らな艶を這わせた顔は赤く火照り…愛しい兄の肉棒に酔いしれてるみたいで、美しくも歪められていた。




(うっ…)


いくら夏さんが男でも、あの顔はヤバい…。

メチャクチャ美人だから、違和感なく俺の性欲を掻き立ててくれる。

そうなれば俺のムスコは、素直に反応してしまうので…とっさに前屈みになり、自身を抑えつけた。




「あっ…!」


ふたりの行為を見ていた春流が焦ったよう声を漏らして…弾かれ見ると、夏津さんがこちらを向いて何やら叫んでいるのが目に止まる。



きっと自分達のいかがわしい行為が俺達に見られてた事に気付き、慌てて兄貴に訴えているのだろうが…。


兄貴はチラリとこちらを不敵に見やるだけですぐさま視線を夏津さんの身体に戻し、興奮でピンクと化した白い尻を鷲掴みにすると、さらに自身のピストンを加速させた。



恥じらいながらも与えられる快楽に逆らえず、身を委ねた夏津さん。

兄貴の執拗な攻め立てに絶頂は間近。

程なくしてビクビクと肢体は跳ね上がり、精を床に放ち果てる夏津さんは。

そのままグッタリと床に崩れ落ちてしまった。




兄貴はその愛しい人の額にキスを落とし、姫抱きでベッドへと運ぶ。自らは未だに盛ったままの雄を晒け出したまま、ベランダへとのしのし近寄ってきて、



『ガキが見てんじゃねえ』


と口パクで鬼畜に笑い告げると、カーテンを掴んで勢いよく閉めやがった。しばらく沈黙の俺達。






「凄かったな…」


リアル映像でのセックスシーンは初めてらしく。

兄貴達の情事を知っていた春流でさえも、顔を真っ赤にしてウンと俯く始末。


ヤバイ…男同士のセックスなんだけど。

夏津さんがあまりに色っぽかったから、違和感がないわけで…焼き付いた映像を思い出すと下半身がどんどん熱を帯びていく。


チラリと春流のソレをチェックすると、もぞもぞと内股に座り込んで隠そうとしてたから…




「何やってんだよ?」


ニヤリとしてその手をグイと引っ張り、膝を割らせた。思わず、春流の口から小さな悲鳴が上がる。

案の定、パジャマの股間部分はちょこんと膨らみを帯び。小さな染みまでも作っていた。





『誰に欲情してんだよ?』


ちょっとムスッとして問うオレ。



『なっ…晴二くんだって…』


反論するように、スウェット越しに立ち上がった俺のムスコを指差さされ。居たたまれず、春流の天辺をちょんと指でつつく。

そうすればビクビクと刺激に震え呻き声を上げた。



表情をチラッと伺うと…ヤバイさっきの夏津さんの顔と重なってヤラしすぎる!





『なぁ…男同士って気持ちいいのか?』


『え…?』


意地悪なオレの質問に、春流はあからさま動揺を見せ視線を泳がす。

幼なじみだからこそわかる春流の癖。

何か隠したり嘘を吐く時の反応がそれだ。


コイツもしかして…

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