11.幸福と社会的評価

精神障害者に幸福はあるのか。そんな事を真剣に考え、悩んでいた。もしかしたら、精神障害者になることが不幸なことであり、幸福は何も無いのではないか。そんな風にも考えた。精神障害者になるとは、社会の外側に出ること。または、精神障害者世界を生きること。そこに幸福などあるはずが無いとも思った。


はて、幸福とは何だろうか。これは私の傾向もあるが、近代が抱えている一つの病として、社会的評価を得ることこそが幸福だという観念による。良い仕事をする、年収が高い、社会から評価される、だから幸福だ。勝負の世界も同じ。勝てば幸福、負ければ不幸。うむ、病んでいる。これこそが病理だ。


社会と幸福は関係ないの。価値観もどうでも良い。美味しいものを食べれば幸せでしょ。幸福は日常の中に溢れている。多分、気がつかないだけ。


自分自身の幸福概念の構造を知ること。偏り過ぎないこと。私はこの文章を反省の意味で書いた。ブログのランキングも購読者数も一種の社会的評価。気にするな。コメントが無いと嘆くな。目標のあり方を見直せ。楽しければ幸福。それで悪いか?

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