第124話 何をしてたの、葵さん⁉

「ただいま~。」


家に帰ってから、1時間が経過したころ、そう言って葵が帰ってきた。帰ってきた葵は、死んだ魚のような顔をして、服をびちゃびちゃに濡らしていた。


「……何があったの?」


思わず俺は、葵にそう聞いてしまった。……一体、優香さんの家では、何が行われていたんだろう。


「まあ、いろいろとね。……ちょっと汗かいちゃったから、お風呂に一回入ってくるね~。」


葵はそう言うと、お風呂場に駆け込んでいった。

……本当に、優香さんと葵は、優香さんの家で何をしていたんだろう。

そう、気になったが、優香さんに連絡をしづらかったので、結局俺は、この日、優香さんの家で、何が行われていたのか、知ることはなかった。

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