第68話 ……アレについて語るとか。黒歴史にしかならないんだが?
「ふん‼どうせ男の人は、わたしみたいに、おっぱいが小さい人より優香みたいに、
大きい人の方が好きなんでしょ‼いいもん、いいもん、わたしだって、大きくしちゃうんだから‼」
家に帰るなり、葵がそんなことを言い出した。……これはすっごく、怒ってるな。
原因は、きっとさっきの出来事だろう。まあ、こういう時は、そっとしておくか。
そう思い、服を片付けようとした時だった。
「あ‼もしかしてゆうくん、放っておけばどうにかなるや。とか思ってたんでしょ⁉
今回は私、すっごく怒っているんだからね⁉絶対の絶対の絶対、ゆうくんがどんな
おっぱいが好きか答えるまで、許さないんだからね⁉」
……はぁ。なんでそんなこと、語らなきゃいけないの?
そんなことを考えていると、突然葵が、
「私のだって、柔らかいんだからね‼︎」
とか言いながら、俺の腕を引っ張り、自分のアレのところに、俺の手を持って行った。
……えっと、葵さん。何をしてるんでしょうか?これ、絶対ほかの人が見たら、誤解されちゃいますよね⁉このままの状態だと、いつまで俺が、三大欲求の一角である〇欲を、抑えきれるかわからないので、仕方なく、仕方なくアレについて、語ることにした。だって、俺、そういうのはちゃんと色々と
ステップを踏んだ上で、やりたいと思ってるから。
……アレってっ書いているのは、あんまりたくさん『おっ〇い』って、書きたくないからだからね⁉……〇に入る言葉は、うまく察してください。
「俺は別に、大きさにこだわってはいないかな。」
そう言って、『俺は何を語ってんだ。』とおもう。
「小さくても、大きくても、それがおっぱいであることには変わりないし。」
そう言って、『こいつはヤバイ奴だな。』と、自分でも思い始める。
「それに、大きくても、小さくても、どんなものにも、同じだけ、夢と希望が詰まっているからな。」
……うん。
チョットナニイッテルカワカラナイ
これで完全に、これを聞いた女性が俺から離れていくことは、確定。もう今更、ごめんなさい。と謝ったところで遅い。
はぁ。なんでこんなこと言っちゃったんだろう。
そう後悔する、俺だった。
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