第39話 えっと、今日の体育の授業は?
今日は、待ちに待っていない、体力テスト‼︎
シャトルランに反復横跳び、腹筋にボール投げ。
あとは……何やるんだっけ?
まあ、ともかくたくさんの、見ていても、やっていてもつまらない競技を、(競技って言っていいのかな?)わずか2時間の体育の授業で行う。とかいう、
徹夜した次の日の生物の授業くらい、受けたくない
授業だ。
(全国の生物の先生の皆さん。すみません。
でも、でも生物が苦手な僕にとって、徹夜した次の日の生物の授業は、地獄なんですよ……。)
……ていうか、サッカーとか野球とかバスケとか、
そういうスポーツをやっている姿を見て評価する。
とかじゃダメなの⁉︎
そっちの方がやっていても見ていても楽しいし、
やる気も上がらない⁉︎
何であんなつまらない競技を、やらないといけないんだろう。
そう思う、中島祐希であった。
今日は、私が大っ嫌いな定期テストよりも嫌いな
体力テスト。……まあ、体力テストも、一年に一回の頻度でやるテストなわけだから、定期テストと
言えなくもないような気がするけど。
まあ、そんなことはどうでもいい。
ともかく、今日は私がこの世で一番嫌いな、体力テストが行われるのだ。
座って、頭を使う定期テストでさえ、苦手な私が、
頭も体も使う体力テストを、こなせるだろうか⁉︎
否‼︎こなせるはずがない。
……あの〜、先生。私だけ、体力テスト、無しにしてもらえませんかね〜?
たとえ、そう言ったところで、聞き入れてはもらえないだろう。
そんなことを考えていたら、
キーンコーンカーンコーン
と、チャイムがなった。
ついに、ついに地獄の、体力テストが、始まってしまったのだった。
ちなみに、私のペアは優香で、ゆうくんのペアは、
あの……やばい、名前が思い出せない。
結構前から知っているはずなのに⁉︎
まあ、いいや。今日から君は、
『ゆうくんの家来1号』
ってことでいいよね?
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