第35話 油って、燃えちゃうんだ⁉︎

なんで急に、大声で止められたか理解できなかった私だが、ゆうくんの話を聞くと、なぜゆうくんがあんなに怒ったのか、理解することができた。

どうやら、油は燃えてしまうらしい。しかも、油についた火は、水をかけても効かないそうだ。

……本当に、そうなのかな?

にわかには、信じがたい話だが、家が燃えてしまっては困るので、一応ゆうくんのいうことを、聞いておくことにした。


「ごめんね。ゆうくん。知らなかったとはいえ、

そんな危険なことをしちゃって。」


自分が危険なことをしたことに気づいた私は、

ゆうくんに対して謝った。


「いやいや、別に謝らなくてもいいよ。料理に関しての知識がない葵に、そのことを教えてなかった俺も悪いし。だから、だからこのことは、あまり気にしないで。」


はぁ。やっぱりゆうくんは優しいな。

そう感じる、私だった。

ちなみに、2人で作った料理は、今までで食べてきた中で、とても美味しい料理になっていた。

……ゆうくんと一緒に料理ができた上に、美味しいって……最高じゃん⁉︎

また、ゆうくんと一緒に料理したいな。

心の底からそう思う、葵であった。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る