第26話 三度目の正直‼︎

「いえ〜い。ゆうくんと、手を繋いで登校〜。」


そんなことを言いながら、とろけたような笑顔を

浮かべる、日本一、いや世界一可愛いと言っても

過言ではない、この美少女の名前は、神崎葵。

俺の幼馴染にして、一応俺のお嫁さん(と、言うことになっている)。

葵が、

『ゆうくんと、手を繋いで登校したい‼︎』

そんなことを言い始めてから3日が経った今日。

俺と葵は、ようやく手を繋いで登校することが出来たのだ。

……好きな人と手を繋いで登校。

このイベントが、嬉しくない男子など、いるだろうか?いや、いるはずがない。

好きな人と手を繋いで、登校できるだけでなく、

好きな人の、とろけるような笑顔や、甘く可愛い声を、みたり聞いたりできる。

うん。控えめに言って、最高‼︎

……最近、嬉しいことばっか続いているけど、大丈夫かな?まだ、6月が始まったばかりなのに、

『今年の運は、全部使い切りました‼︎』

とか嫌だよ⁉︎まだ半分も、終わってないんだからね⁉︎

といっても、俺がどうにかできる問題でもないし、

運のことは、神様に任せ、この楽しい時間を、

少しでも楽しもうと決めた、俺であった。

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