あとがき

ある日、「夢の国の人口制限は、地球人口の半分だって知ってるか?」という声が聞こえました。

それは、ただの思いつきの台詞を声と勘違いしたのかもしれないし、疲れからの幻聴かもしれないし、はたまた微睡みの中で夢と現実の境目から聞こえた”彼”の声だったのかもしれません。


私は誰か大切な人のことを忘れているのかもしれないし、そもそもそんな人には出会ってすらいないのかもしれません。

しかし、その不確かな記憶の先に見える人影に、私は声をかけ続けざるを得ないのです。

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夢の国の外側 リポヒロ @repohiro

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