黒笠の無頼者 あとがきの様なモノ

 

 短編・黒笠の無頼者を読んでいただきありがとうございます。


 まぁ読んだ方が何を言いたいのかは、大体分かります。なので先に言わせて下さい。


 誤字脱字その他もろもろ多くてスイマセン。


 言い訳にはなりますが、勢いだけで書き上げてしまったので……後で直します。

 めんどくさいですが。


 とりあえず細かい設定の話をします。


 まずは主人公について。

 名前は残火と書いて読みは『ざんか』

 年齢は22歳。身長は170。

 自身の身長よりも大きな大太刀・八咫殺ヤタゴロシが彼女の武器です。

 ちなみに八咫殺という銘は意味合いとして“大きなモノを殺す刀”つまりはドラゴン殺しですね。


 彼女は無頼者として各地を旅して回る強い女性です。

 旅立ちは14歳。

 自分の曽祖父が無頼者であった事を知り、

まだ見ぬ土地やまだ見ぬ人々を夢見て旅立ちました。彼女の被る編笠は曽祖父の形見ですが、黒い鎧は旅立ってすぐの頃に引退した無頼者から譲り受け、それを仕立て直しながら使ってるモノでした。


 それと重要な事を言うと、彼女は黒笠の伝承を知りません。


 何故なら黒笠の伝承が多く語られたのは彼女が生まれるよりずっと前の事だからです。

 逆に本編に出てくる村人達が知っているのは彼らが老人だからです。

 だから本編中で彼女の事を羅刹と呼ぶのは老人の村人達だけなのでした。

 

 続いて、カガリの設定です。

 年齢は17。身長は157。

 彼女は辺境の村、鼬鼠村で幼少の頃より鬼への“捧げ物”として育てられてきました。

 というのは本編で語られていますが、それよりも気にかかるのは彼女のザンカへの振る舞いだと思います。

 彼女がああいった知識を得たのは、彼女が13の頃に鼬鼠村を訪れた旅の鍛冶師が持ち込んだ春画の影響です。

 なので、ザンカの様な強くて綺麗な女性にずっと憧れを抱いていました。

 

 以上です。彼女に関しては特別な生まれも何もありません。

 ただ辺境の村に生まれ、人一倍誰かを思いやる心を持った少女なだけです。



 次にザンカの刀を鍛った刀鍛冶“丙午上斎人ひのえのかみときひと”です。

 性別は男性。

 老境の境に立つ人でありながら筋骨隆々の大男。

 本編ではその名前しか出てきませんが、彼は少々特殊な人です。

 まず、彼は女にしか刀を鍛ちません。

 かと言って女好きという訳でも無いのです。

 では何故女にしか刀を鍛たないのかと言うと、彼が百合を見守るおじさんだからです。

 百合の間に挟まる者を許さないその信念で女にだけ刀を鍛つのです。


 百合に挟まろうとする者が現れた時、自衛出来る様に……。


 そしてそんな怨念のような呪いのような彼の信念で鍛たれた刀は名刀ではありましたが、実は最初から妖刀でした。


 何かを守る為に振るわれ続ける限り、持ち主と共にあり続けるといった力。


 ですが骸骨の魔法を受けた時、一度は消失させられてしまいました。しかしその際は何故かカガリの手に戻っていました。


 その真実は八咫殺自体にあります。

 八咫殺は丙午上斎人の妖刀。その意志は欠片ながらも宿っており、持ち主であるザンカが強く意識していたカガリを守る為にそちらの手に現れたのでした


 ……と、いったところで終わりたいと思います。


 

 


 

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