第7話

「ところで教授、これは何ですか?」

私は食堂でのやり取り後早速教授に連れ込まれて書庫に来た

「見てわかるとおり学会の資料だが」

「それは分かります、私はエロい展開を期待していたんです」

私がうんざりと両手に抱えきれないファイルをガサガサ鳴らしながら言うと教授は薄く笑い「君と僕が?」といい鼻で笑う

「いや先生と生徒が書庫に2人きりですよ」

「君が若い男性ならね」

「私も美人な先生がいいです」

「どちらも捨て難い変態だ」

「それ自分で言います?」

何だか2人して薄く唇に自傷的な笑みを浮かべた

「歳をとると、痛みに鈍感になりますね」

「心のかい?」

「そうです、まるでアレですね」

「なんだい」

「遅れて来る筋肉痛」

教授が少し肩を揺らした。これは爆笑してる気がする

気を良くして見ると教授はファイルを2、3冊しか手にしていない

「ちょっと女の子に持たせすぎでは?」

「僕も筋肉痛にはなりたくなくてね」

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