第5話

「さて、椎名教授ここでご相談なんですが」

何故か下からまるでそう可愛い女の子の上目遣いのように

彼が私を見る言い方を変えるなら睨んでいるとも言える

「なんだい」

「私には秘密があります。椎名教授が見たことが全て

でも椎名教授にもある。ならそれを共有しましょう」

「大袈裟な、ただ弱みの握り合いだろう」

「そうですね。そしてばらさないような協定を結ぶためのカギでもあります」

「君の言う協定とは何だ」


「友達になりませんか」


私が笑いかけると彼は眉間に深いしわをきざんだ

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