第4話

「わぁ、失礼な人ですね」

「僕は君に教育をする立場にあるだけでどう生きようが関係ないし君にも僕のプライベートを害される理由はない」

ズズ、と温かいお茶を啜る教授に私はスマホの画面を翳したそしてひそめた声で言う

「でも教育者が同性のしかも年下を売春してたらどうですかね」

ゴボッという音と共に教授がお茶で噎せた

私のスマホ画面には教授と若い男が建物に入る所を激写していた

教授は手を伸ばしたが私はそれをかわしポケットに押し込んだ。そのまま座り込み定食を食べるため「いただきます」という

「君まさかあの後つけてきたのか」

ゴホゴホとしばらく咳を吐いてから低く聞いてくる

「私の……もぐもぐ、弱みだけ……握られるわけにはいきません」

「食べながら喋るな、下品だ」

イライラした様子で話す様子にだいぶ心がすく

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