第28話 濃厚なラブシーンを

 これまで飲んだミネラルウォーターの中でも最高に美味しい。



「フフ……( ꈍᴗꈍ)!? どうだったかしら」

 小悪魔が微笑みを浮かべ訊いた。



「そりゃァ、今まで比べ物にならないくらい美味しかったよ」

 


「良かったァ……(. ❛ ᴗ ❛.)!! エデンに到着いたらもっとスゴいご馳走が待ってるわよ!!」


「うゥ、ご馳走ォ……(☉。☉)!!! マジで」


「あァ〜らッ、ちょっとツマミ食いしたいのかしら」

 おもむろに小悪魔の手がボクの敏感な部分へと伸びていく。



「あ、いや……(⑉⊙ȏ⊙)!! ちょッちょっと、ここじゃ!!」

 必死にボクは彼女の手を拒んだ。



 まさか炎天下のフェリーの甲板で、これ以上、濃厚なラブシーンを演じるワケにはいかない。








☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る