第21話 他愛ないジョーク

「ヘッヘヘ……( ꈍᴗꈍ)!! マジィ!!」

 ジョーダンからしてみれば、嬉しい誤算だろう。


 他愛たわいのないジョークで言ったひとことなのに、思いがけず夢が叶ったようだ。

 まさに瓢箪ひょうたんから駒と言ったところだろう。



「ちょっと真太郎!!」

 不意に、隣りのメガネ男子の久遠ヤマトがボクを呼んだ。



「えェ……、なんですか」



「あとで、話しがあるから……、連絡先を交換してくれ!!」



「連絡先ですか……。別に構いませんけど」

 友達の一人や二人増えたところで困ることはないだろう。

 取り敢えず、軽い気持ちでラインのアドレスを交換した。



「チン太郎ォ……*・゜゚ヽ(^O^)ノ.」

 フェリーの甲板の方からボクを呼ぶ声が響いてきた。







☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚☆゚.*・。゚☆゚

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