第20話

「酔い止めよォ……(. ❛ ᴗ ❛.)!! エデンへは、高速フェリーでも優に半日くらい掛かるから!!」


「ン、酔い止めか……?!」チラッとメガネ男子のヤマトの顔を伺った。


「……!!」

 彼も眉をひそめ怪訝な表情だ。



「大丈夫よ。私たちも飲んだから!!」

 看護師のリンダが笑みを浮かべ勧めてきた。


「ヘッヘヘ……( ꈍᴗꈍ)!! じゃァ、リンダちゃんの口移しなら飲んでも良いけど!!」

 ジョーダンは、イヤらしく微笑んで勝手なことを言っている。



「お前なァ!! 何を贅沢なことを言ってるんだよォ……!!

 口移しなんてハレンチなこと出来るか!」

 ボクは呆れ果てて嘆いた。コイツと同じことを考えていると思われるのが嫌だ。



「フッフフ……(. ❛ ᴗ ❛.)!! 良いわよ!!

 じゃァ、いらっしゃい!!」

 しかし看護師のリンダは可愛らしくジョーダンへ手を差し伸べた。



「ヘッヘヘ……( ꈍᴗꈍ)!! マジィ!!」

 

 





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