第8話 ヴァカンスを嬉《たの》しむように……

「なッ、なんだァ……(ب_ب)!!」

 彼女も1億円目当てか。

 やはり現代ッ子なのか、現金なモノだ。



「いやいや、1億円が欲しいンだったら!!

 オレとエデンへ行って結婚しようぜ!!」

 また性懲りもなく横からジョーダンが割り込んできた。



 ヘラヘラ笑いながら、ちゃっかり美少女の腰の辺りにイヤらしい手を伸ばしていく。


 得意のスキンシップだ。

 とてもではないがシャイなボクには、美少女を相手にそんな淫乱みだらな真似はできない。




「ふぅン!! ジョーダンは、別の彼女を当たりなさい!!」

 しかし姫乃は、城ダンカレの手を振り払ってボクの腕にしがみついた。

 二の腕に柔らかな胸の膨らみを感じた。



「ハッハハ……、どうも」

 ボクは困惑して苦笑いした。



「ええェ……┐(‘~`;)┌ マジかよ!!」

 振られた城ダンは肩をすくめた。





 こうしてボクらは、ヴァカンスをたのしむように【美少女の国 《エデン》】へ向かう事になった。










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