着手
早朝5時
上岸地区 村岡家
野犬たちの鳴き声は遠ざかり、村岡家の周辺は静まり返っていた。あの後も何度か襲撃を受けたが、辛うじて撃退出来ている。疲れ果てた修吾は居間の壁に背を持たれて眠っていた。
「…………ん、何だ」
殺気だった数時間を過ごした事で、修吾は細かな変化を感じ取る事が出来ていた。その変化の正体は、頭上から聞こえて来るヘリコプターのローター音だった。
『こちらは渋川広域消防本部です。本日正午過ぎより、住民の皆さんを救助するための作戦が開始されます。自衛隊と警察の部隊が全ての民家へ救助に参ります。住民の皆さんはその救助が来るまで、絶対に自宅から出ないようお願い致します。繰り返しお伝えします』
ヘリからのアナウンスが上岸地区全体に呼び掛けを行っているようだ。ついに助けが来るらしい。それも自衛隊と言っていたから、野犬たちを圧倒的な力で捻じ伏せられる事だろう。
「正午過ぎ……それまで何も起きないといいがな」
修吾は立ち上がり、テレビを点けた。全てのチャンネルが上岸地区で発生した事件の報道を行っている。NHKに切り替えると、見覚えのある男性が記者会見を行っていた。そう、彼こそは群馬県知事の
『現在、渋川市岸菜町の上岸地区で発生している事態に対しまして、自衛隊に災害派遣の要請を行いました。また警察消防等の関係機関にもご協力を頂き、可及的速やかに住民の皆さんを救助するべく、事態の収束に努めていく所存です』
狂犬病の存在があるとは言え、次の日に正式な行動を起こすとは随分と長考が続いたものだと修吾は思った。こんなヤツが知事をやっているようでは、大災害が起きた時に今以上の死人が出るだろう。
他のチャンネルを見てみると、既に警察が構築した阻止線の手前まで報道陣が来ているようだ。見慣れた風景の中で、早朝にも関わらずしっかりと化粧をした女子アナがマイクを持って喋っている。こんな殺伐とした雰囲気には場違いだった。
『私たちは現在、警察が阻止線を張っている上岸地区の手前まで来ています。狂犬病を発症した野犬の群れによる襲撃から既に10時間以上が経過しており、取り残された住民たちの安否が気遣われています。現場付近には先ほどから機動隊の車両が途切れる事なく現れ、緊迫感が高まりつつあるのを感じます。また現地対策本部が設置されている岸菜町の町役場には、僅かながら自衛隊員の姿も見受けられており、野犬の駆除においてどちらが矢面となるか注目が集まっています。また新たな動きがあり次第お伝えします』
キー局はこの事件を大々的に報じており、ローカルも負けじと報道班を送り込んでいる。朝のニュースには持って来いのネタだろう。
だが、ここに取り残されている人間からして見れば、一刻も早く助けが欲しいのは当然だった。こうやって騒ぎを外に報せてくれるのは有難いが、まず何よりも救出を優先して欲しいと思わずにはいられなかった
「……あと7~8時間、長いな」
居間の時計を見てそう呟く。その間、果たして持ち堪えられるのか。それは修吾自身にも分からない事だ。最悪でも、水希さえ助かればそれで良い。そう思うと、気持ちは少し楽になった。
「…………食える部分なんて大して無いが、それでも囮にはなり得るか」
覚悟は決まった。だが、もう少しだけ休みたかった。修吾はまた暫しのまどろみに身を任せる。
岸菜町役場3階会議室 現地対策本部
「関東管機第四大隊長、
「同じく管機第五大隊長、
「県機隊長の佐川警視です。朝早くからありがとうございます」
関東管区機動隊第四及び第五大隊が到着。彼らは制圧作戦と感染した野生動物の捕獲及び駆除が終了するまでの間、上岸地区を中心とした半径2キロ圏内に展開。岸菜町への人の流入を阻止するのが主な役割だ。場合によっては拳銃や狙撃銃を使用して、感染した野生動物の殺処分を行う事も視野に入れられている。
「岸菜町の町長、牧田です。ご足労頂き、大変に恐縮です」
小柴と三浦の目には、特に違和感のような物は感じ取れていないようだ。しかし、渋川署から来ている本部班を率いる猪又だけは、依然として疑惑の視線を止めなかった。
2人はその目線をそれとなく感じつつ、牧田との挨拶を済ませて猪又の下へやって来る。
「渋川署本部班長、猪又警視です。具体的な行動方針等に関しましては、佐川の方とやり取りをお願い致します。こちら、渋川広域消防本部警防部長の宇野さんです」
「宇野です、よろしくお願いします」
警察、消防、行政関係者との挨拶が済み、最後に田川の紹介となった。
「陸上自衛隊第12旅団、第12偵察隊の田川一尉です。昨日より情報収集先遣班として現着し、各機関と連携しつつ現場周辺の情報を集めておりました」
そう言いながらテーブルに置かれていた資料を手に取り、2人に渡した。これは東部方面総監部から下達された、上岸地区の野犬制圧作戦工程表が記された物である。
「作戦開始まで時間はありますので、一度中をご覧下さい。不服に思われるでしょうが、既に県警本部と関東管区警察局には根回しが済んでいます。其方が矢面に立つような事態は可能な限り起きないようにしますが、万一の場合はご協力をお願い致します」
各県警の人員によって構成される管区機動隊を率いて来た2人にとって、その言葉は正直有難かった。大規模な暴動や災害への対処訓練はしているものの、今回のような特殊なケースに対応出来るか不安を抱えたままの参集だったため、内心で胸を撫で下ろしていた。
その後、銃器対策部隊を率いて来た長野・栃木県警両機動隊の副隊長とも顔合わせを行い、対策本部は席の位置取り変更が行われた。そこへ最後に姿を現したのは、第13普通科連隊長の
「第13普通科連隊長、木内と申します」
「町長の牧田です。こちらへどうぞ」
陣容は整った。自衛隊と警察の調整は、県警本部から派遣されて来た警備部理事官の
「警備部理事官の宮武警視です。会議の進行及び、組織間の運用調整を受け持たせて頂きます。それではこれより会議の方を進めたいと思います」
まず議題にあがっていたのは、この騒ぎを起こした狂犬病のゲノム解析結果の報告から始まった。東京の国立感染症研究所とテレビ会議の用意が整っており、画面には白衣を来た中年の男性が映っている。
『国立感染症研究所、病原体ゲノム解析研究センター長の
猪又はその報告で、研究センターが関与している可能性を確信した。どう立件するかはこれから考えなければならないが、その取っ掛かりとしては十分な報告であると感じていた。
「制圧作戦への参加を拝命しました、陸上自衛隊第13普通科連隊の木内と申します。これより現地に赴いて作戦を開始する事になりますが、何か注意点があればご教授頂けると幸いです」
『状況が許す限りですが、肉片はなるべく飛び散らせない方が良いでしょう。ウイルス自体は石鹸やアルコールの消毒で簡単に不活性化しますが、無闇に死骸が散乱するとその除去に手間取ります。私から言える事はそれぐらいかと』
「分かりました、十分に留意して作戦に当たります。ありがとうございました」
暫しの間、意見交換や情報の地固めが続いた。この作戦のために用意された暴露前、暴露後ワクチンは官民両方を合わせて1000人分となり、余った物は当然だが返却される手筈となっている。
難点なのは、ワクチンは本来であれば数日から数週間の間隔を置いて投与される物なので、今から作戦に参加する自衛官や警察官に暴露前ワクチンを投与した所で然程の意味が無い事だった。一応、召集が掛かった人間全員にはその旨を含め、辞退する許可も与えられていた。また野生動物用としては500頭分のワクチンが掻き集められた。
最も、日本獣医師会や県の獣医師会。保健所からは、感染した個体や疑わしい個体は殺してしまった方がその後を考えると楽ではないかとの意見も出ていた。確かに野生動物は誰の管理を受けている訳でもないので、治療をする必要も義務もないと言えばそれまでだが、この岸菜町を基点に国内へ狂犬病が再び蔓延する可能性を考えるとやはり治療は必要だとの着地点に落ち着いたそうだ。
「続きまして制圧作戦参加部隊の陣容になります。主戦力は陸上自衛隊第13普通科連隊、第1中隊が務められます。隊員防護及び住民輸送用の装甲車両は大小を合わせて延べ12両。続いて支援チームとなる長野、栃木両県警の銃器対策部隊。こちらも特科車両隊の防弾装甲車両を4両ずつ含んでおりますので、計8両として住民輸送用にも併用可能です。現在の阻止線として前面に出ている当県警の機動隊はこの作戦開始に伴って一次後退。念のため暴露後ワクチンの投与を受ける予定です。また作戦を行っている間は関東管区機動隊第四及び第五大隊が周辺に展開。人の流入阻止や可能であれば野生動物の保護、感染して手が付けられない動物は殺処分する行動方針となっています」
当然、群馬県警と相馬原駐屯地の共同で行われていた一連の捜査活動は隠された。旅団司令部は承知の上だが、第13普通科連隊や他の参加部隊、関東管区警察局は勿論、県もその事に関しては知らないままである。
町長への疑惑。研究センターとの関連性。犬捨て峠で検挙された外国人グループ。捕獲器を仕掛けるよう命じた人間。全てが未だはっきりとした繋がりを持たない状態だが、優先すべきは上岸地区の住民たちを救い出す事だ。感染疑惑のある県機第1小隊や猪又らを始め、山を一晩中駆けずり回った第12偵察隊と銃器対策部隊、渋川署の3人組がそれぞれテレビを見守る中、制圧作戦は開始された。
上岸地区入り口
列を成すは96式装輪装甲車8両と、ミニミを搭載した軽装甲機動車4両。後続は青い車体に白い線が入る特科車両隊の特型警備車8両。その周囲には、EDOスーツに身を包んだ第13普通科連隊第1中隊の隊員たちが展開している。銃器対策部隊はまだ各車に分乗しており、必要に応じて降車し救助活動や駆除に参加する事になっていた。
普通科隊員がEODスーツを着ているのは、万一に野犬が飛び掛かっても簡単にその牙が届かないようにするための措置だ。警察も同じような装備を持ってはいるが作戦への参加人数がそもそも少なく、お互いを護り切れない可能性があるため、一歩引いて行動するよう通達されていた。
「1時間ぐらい前でしょうか。このように自衛隊の装甲車が上岸地区の入り口に集結し、重武装に身を包んだ隊員たちがその周りを取り囲んでいます。岸菜町役場の公式発表によりますと、救出作戦の主戦力は陸上自衛隊第13普通科連隊が受け持ち、県警がその支援に当たるとされているそうです。現場の緊張はピークに達しており、多数のヘリコプターも上空に飛び交っていまして、作戦は間もなく開始される物と思われます」
規制線の向こう側で、カメラを前にする女子アナが現在の状況をリポートしている。その映像は生中継として日本中に送られ、系列する放送局でも報道センターのモニターに映し出されていた。
『各車エンジン始動、前進用意』
EODスーツを着ていない陸自隊員がメガホンでそう告げた。彼を含めた数名は通信部隊の隊員で、対策本部から報道向けに流しても構わない情報を広めるために集まっている。
「今の掛け声で多くの車両が一斉にエンジンをかけました。爆音が混ざり合っており、私の声が聴こえているか分かりませんが、どうやら作戦が開始される模様です」
『現時刻13:00時を持って作戦を開始する。各車前進!』
その場に居た報道陣の多くが腕時計や端末の時計を確認。カメラマンは上岸地区へ進んで行く車列の様子を取り続け、その物々しさを伝えようとしていた。
上岸地区
「移動用意! 突入と同時に車両はそっちの空き地へ進めろ!」
「左右に寄って道を開けろ、急げ!」
群馬県警機動隊第2小隊と銃器対策部隊が移動準備を進めている所へ、ついに救出部隊が姿を現した。EODスーツに身を包んで顔も分からないが、第2小隊長の小原警部補は現場指揮官らしき人間と対面した。
「群馬県警機動隊第2小隊長の小原警部補であります。住民の救護及び、当該地区の封鎖活動継続をお願い致します」
「第13普通科連隊、
こうして部隊は入れ替わり、矢面は完全に陸自へと移譲された。その身を阻止線としていた特型警備車が移動を始め、開かれた道へ96式装輪装甲車が雪崩れ込んでいく。
「前方、野犬2頭を確認」
「発砲を許可する。排除しろ」
EDOスーツを着込んだ普通科隊員たちは、それぞれが所持する89式小銃で野犬を射殺していった。まず上岸地区の看板とも言える郵便局に10名近い生存者が取り残されているため、作戦はこれ等の救出から始まった。
「……は、班長」
「どうした」
郵便局の入り口には、男とも女とも分からない喰い散らかされた遺体が転がっていた。思わず目を背けたくなるが、今は生きている人間の事だけを考えるべきだ。
「……横に安置しておけ。今は生存者が最優先だ」
「りょ、了解」
遺体をどかし、ビニールシートを被せてから郵便局に取り残された人々の救出を開始した。幸いにも怪我人は居ないが、彼らの顔色は悪かった。逃げ込もうとしたが叶わなかったこの遺体の断末魔を、間近で聴かざるを得なかった事もあるだろう。
「第2小隊は右回りで進行、第4小隊もそれに追従しろ。第3小隊は前進しつつ要救助者の捜索と野犬の制圧を並行して行え」
鵜沢一尉の指示通り、部隊は上岸地区の内部へと進行していった。警察の支援チームは入り口付近を固め、状況を見ながらの前進となる。
村岡家
急な銃声で修吾は飛び起きた。あれから数時間も寝入っていたらしい。
「……救助が来たか」
だが次の瞬間、玄関の方からガラスの割れる音がした。腰の山刀を引き抜き、恐る恐る様子を窺う。
「くそ、野犬どもめ」
そこそこ大き目の野犬が入り込んでいた。口からは泡を噴き、全身に返り血を浴びている。何所で何人を襲ったのか知らないが、この家だけは護り通して見せる覚悟だ。
「デカブツ! 肉は少ないが相手になってやる!」
怒鳴りながら野犬の前に躍り出た。野犬はそれに驚かなかったが、見境無く襲い掛かって来た。
居間へ誘い込んでテーブルを持ち上げて、飛び掛かって来る攻撃を防いだ。野犬はテーブルに顔面をぶつけて怯み、畳の床にドスンと音を鳴らして引っくり返る。
しかし野犬は素早く立ち上がり、修吾に対して威勢よく吠えた。
「ガウッ!」
「出ていけ! さもなくば命は無いぞ!」
ワザと左腕を出して攻撃を誘う。雑誌とタオルが二重に巻き付けてあるから、簡単に牙は届かない筈だ。
野犬はその誘いに乗り、口を大きく開けて飛び込んで来た。予想していたよりも野犬が重く、修吾は押し倒されてしまう。
「ぐっ!」
左腕は野犬によってガッチリと噛み付かれている。だがこれが狙いでもあった。右手の山刀を野犬の腹部へ思い切り突き刺すと、その痛みに驚いたのか口が左腕から離れた。
「ギャウ!」
二度三度と山刀を突き刺す。しかし、野犬は再び左腕に噛みつき、立ち上がると修吾を力任せに振り回して押入れの方へと放り投げた。
「うあっ!」
押入れの襖が破ける。その痛みが消えるのを待っていると自分が襲われてしまうため、修吾は野犬に山刀の切っ先を向けながら姿勢を正し、息を整えながら左手でゆっくりと廊下の方へ脱出を図った。
「はぁ、はぁ」
思っていたより手強い。それも当然だ。相手は理性も何も失った存在である。それなりに装備を整えているとは言え、老体が敵うような相手ではない。
何とか廊下まで出た修吾の目に飛び込んだのは、割れたガラスの間から見える宇宙服のような滑稽な格好をした人間の姿だった。それも1人ではなく3人ぐらいが居る。
「陸上自衛隊です! 大丈夫ですか!」
助けが来たようだ。しかしそれに答える間もなく、修吾は雑誌と新聞紙を巻いた足に噛み付いた野犬によって居間へ引き摺り戻されてしまった。
その光景を見た隊員たちは、家の前に装輪装甲車を停車させて他の野犬の侵入を防いだ上で、割られたガラスの間から内鍵を開けて家に踏み込んだ。中に野犬が入り込んでいるらしく、一刻の猶予も許されない状態なのは明白である。
「急げ! 位置関係を把握次第、フルオートで制圧しろ!」
89式小銃は折り曲げ銃床タイプの物を所持していたので、まず銃床を折り曲げて全長を縮小させた。バリケードになっていた下駄箱をどかし、ガラスの散乱する床を走りながらセレクターをフルオートに送り込み、居間へ足を踏み入れる。
そこでは野犬の喉元を両手で押さえ、引っ掛かれないよう体を野犬の内側に収めつつ、圧し掛かられながらも必死に抵抗する老人の姿があった。
「撃て!」
2丁の89式小銃から放たれた5、56mm弾が、野犬の体を貫いた。狭い室内に銃声が木霊する。
射殺された野犬は老人の上に力なく垂れ下がった。幸いにも出血は射出創からの方が激しく、老人の体には掛かっていないようだ。
「早くどかすぞ! せーの!」
死んだ野犬を老人の上からどかし、2人で老人を廊下まで引き摺った。
「怪我はありませんか。何所も噛まれたり引っ掛かれたりしていませんね」
「担架持って来い! 家の中だ!」
「その両腕と両足、随分思い切った事を」
老人が息を整え終わるのを待った。水を差し出すと、半分近くを一気に飲み干してしまう。
「ま、孫が屋根裏に居る。先に助けてやって下さい。そっちの奥の部屋です」
隊員たちはか細い声で喋る老人の声を聴き、孫の救出に向かった。言われた通り奥の部屋へ入る。
「自衛隊です。救助に来ました。お爺さんも保護しています」
そう言った途端、ドスンと音が響いて襖が開いた。学生服を着た中学生らしき女の子が居る。
「あの、祖父は……」
「向こうに居ます。怪我もしていないようですよ」
押入れから飛び出したその子は、一目散に祖父の下へ向かった。担架に寝かせられている所へ飛び込んで来る。
「お祖父ちゃん!」
「あぁ、水希。大丈夫だ。何所も噛まれとらん」
2人はそのまま、玄関先の装輪装甲車へ乗せられた。この時点で乗っているのは他に4名で合計6名となり、収容人数が限界に近付いたため一度後退を余儀なくされた。
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