第15話 生死のやり取り

「うっうっ、ごめんなさいルーキス様……。勢い余って殺してしまうところでした……」


「一瞬でもお前の身を案じた俺が浅はかだった」


「まあ! 心配してくれたんですか!?」


「二度としない」


「そんなぁ〜」



 魔女が室内に飛び込んできてから数分後。

 彼女の膝枕の上で目を覚ましたルーキスは、遠い目をしながら投げやりに呟いた。


 部屋の壁には魔女がタックルした際に開いた穴がくっきりと残っており、横殴りの雨風がびゅうびゅうと吹き込んできている。

 いまだに全身が鈍く痛む中、こんな女を心配した自分がバカだったとルーキスは猛省するばかりだ。そんな彼をよそに、魔女はニコニコと微笑んでいる。



「それにしても、ルーキス様が無事で本当によかったです! お元気そうで安心しました!」


「お前が来るまでは元気だったんだがな。……つーか、どうやって俺の居場所が分かった?」


「えへへ、ルゥちゃんが匂いを辿ってここまで連れてきてくれたんですよ〜」


「キュ〜」



 ひょこり、魔女の頭頂部から顔を覗かせるルゥ。どうやらルーキスとはぐれた後、魔女の元へ自力で戻っていたようだ。

 ルゥは羽を広げてパタパタと飛んでいき、天井の隅に辿り着くと逆さまにぶら下がって息を吐く。



「プキュ〜」


「あらあら、あそこが落ち着くんでしょうか」


「……」


「それにしても、本当に無事でよかったです! 人攫いにでも遭ったんじゃないかと思って心配したんですよ? 迷子センターにも行きましたし、張り紙とか放送もしてもらいましたし〜」



 不穏な発言が次々と続くが、いちいち突っ込む気力もない。

 人攫いに遭っていたのは概ね事実であるものの、この話題を広げては面倒だと考え、ルーキスは適当に顎を引きながら上体を起こした。



「ああ、そうか、分かった分かった……」


「ところでルーキス様、私、何も考えずに入ってきてしまったんですけれど、」


「あ?」


「ここって、何をする建物なんですか?」



 きゅるん。汚れひとつない至極純粋な眼差しで問われ──ぎくり、ルーキスの表情がたちまち強張る。


 露骨に動きを止めた彼が言い淀む中、魔女は顎に手を当てて周囲を眺めた。



「部屋には大きなベッドがひとつ、枕元にはヌメヌメした液体の入った瓶があって、お香もやけに甘い匂い……」


「……」


「私、この一帯でずっとルーキス様を探していたんですけれど、さっき人間の男女さんが密着しながらこの建物に入っていくのを見たんです〜。ここ、一体何をするところなんですか? ルーキス様はなぜここに?」



 興味深そうに続けて、魔女は悪意の欠片もなくルーキスに尋ねてくる。


 つう、と背中には嫌な汗が伝った。こくり、飲み込みにくい生唾を多少強引に嚥下する。


 別にやましいことなどない。本当にない。

 一切合切、何ひとつ、まずいことなどついぞ致してはいないのだが──ここは娼館。男がこの場に足を運ぶ理由なんて〝アレ〟一択なのである。


 つまるところ、この場所にいるというだけで、ルーキスの立場は断崖絶壁、スレスレでキワキワの崖っぷち。一歩間違えれば評価は地の底、軽蔑の眼差しを向けられたとしても文句どころか言い訳のひとつすら出来やしない。


 シロとかクロとか関係ないのだ。この場にいるという事実自体が、すでにクロに近いのだ。

 別に魔女からの評価など地の底に落ちたところでどうだっていいはずなのだが、この身が正真正銘の潔白であるというのに、誤解された上に蔑まれるなど不本意というか不愉快極まりない。


 誤魔化さなくては──そうだ、とにかく誤魔化してこの場を丸くおさめなくては。

 迫真の表情でルーキスがそう判断した頃、魔女はかくりと首を捻った。



「……? ルーキス様? どうしたんです? ……もしかして、ここで何か・・したんですか?」


「何もしてねえわ勘違いすんなッ!!」


「ひぇ!? きゅ、急にそんな大きな声を出してどうしました!?」



 思わず露骨な大声で否定してしまい、魔女が焦った様子で狼狽える。ハッと我に返った頃、彼女はおろおろと不安そうにルーキスを見ていた。


「わ、私、聞いてはいけないことを、聞いてしまいましたでしょうか……」


 控えめに顔を覗き込まれ、ルーキスは言葉を詰まらせて目を泳がせる。だめだ、まずい。何を言っても墓穴を掘る気がする。



「ち、違う。その、待て。すぐ説明してやるから」


「は、はい」


「だから、ここは、その……」



 ドッ、ドッ、ドッ。やかましく胸を叩く鼓動の音。ルーキスは平静を装い、周囲に視線を巡らせた。


 部屋の大半を占めているベッド。

 甘い香りのキャンドル。

 小瓶に入った潤滑液。

 こんな場所にいた自分──。


 それらの要素をそれぞれ強引に繋ぎ合わせ、導き出した最適解を胸に、ルーキスは魔女の肩にポンと手を置いた。



「──リハビリ施設だ」


「リハビリ施設ッ!?」


「そうだ。二人一組がペアになって体を動かす施設で、体操するというか運動するというか……とにかくリハビリするんだ。だからこう、ベッドがあるし潤滑液があるしリラックスできるように香が焚いてある」


「まあ! そうなのですか! なるほど、ルーキス様はここで脚のリハビリをしようとしていたんですねっ」


「ま、まあな、そういうことだ」



 こくりと深く頷き、ルーキスは静かに両腕を組む。


 よし、誤魔化しきった。上出来だ──人知れず己を褒めたたえ、そっと胸を撫で下ろした。

 これで誤解を招くこともないだろう、と安堵した直後、魔女は笑顔で近くに落ちていた本をぺらりと広げる。



「じゃあ、この本も、リハビリの方法を記してある本だったんですね〜。色んな体勢が描いてあるので、何のことかと思って見てました」



 パラパラと、彼女が手にとって開いた本。その本の背表紙には〝四十八手の手引き〟とドギツいピンク色で記されており──


 ブンッ!! バリィン!!


 ルーキスは咄嗟に本を奪って投げ捨てた。



「きゃあああ!? 本が!? 外にッ!?」


「今のはあれだ、あの、ストレッチの体勢というか手法というかそういうのが書いてある本だ。国家機密だから見るな」


「国家機密なんですか!? そんなあ、せっかくお勉強して実践してみようと思ったのに~」


「やめろふざけんなこれ以上俺の心労を増やすなクソバカが!!」


「ええ? でも、なかなか柔軟に良さそうでしたよ? こういう体勢とか〜」



 言いつつ、魔女はおもむろにベッドへ移動すると、ルーキスの手を引いてベッド上へ押し倒す。抵抗もできず倒された彼は背筋を冷やし、この先の展開を危ぶんだ。


 まずい、嫌な予感がする。


 そう危惧した次の瞬間、彼女はルーキスの両脚を掴んでガバリと大きく広げた。



「はいっ、どうですか? 気持ちいいですか? それでは、この柔軟運動から始めてみましょうか〜」


「待ーて待て待てェ!! これはまずい!!」


「え、何がまずいんです?」


「体勢が圧倒的にまずいんだよバカ!! しかも何で俺が入れられる側の体位なんだふざけんなァ!!」


「い、入れられる側とは……? 何か間違えてしまいましたでしょうか? う~、人間の文化難しいですぅ……」



 ルーキスの足を開脚しながら肩を落とし、魔女はさらに体重をかけて密着してくる。


「ば、ばか、やめろ!」


 これ以上はまずいと考えて拒絶すれば、魔女は眉尻を下げ、「私、そんなに下手くそでしょうか?」「気持ちよくないですか?」などと不安そうに問いかけてきた。

 その発言まで色々と危なっかしく──しかしながら愛らしくも思えてしまい、ルーキスは頬に上がってくる熱を隠すように片手で目元を覆う。



「〜〜っ、くっそ、勘弁しろよ……お前、わざとやってんだろ……!」


「わ、わざとじゃないんですぅ……うう、ごめんなさい、私、あんまりテクニックがないみたいで……」


「だから誤解を生む発言は控えろって何度も」


「──私、ただ、あなたのお役に立ちたいんです……」



 ルーキスの小言を遮り、魔女は瞳を潤ませながら、上目遣いに彼を見つめた。

 揺らぐ藍色の瞳。至近距離で視線が交わり、ルーキスはぐっと息を飲む。



「だって、私のせいで、ルーキス様は脚が不自由になってしまったんですもの……少しでも、あなたのリハビリのお手伝いをしたくて、それで……」


「……」


「……でも、やっぱり私は、ただの落ちこぼれみたいです……。何をやっても、あなたに迷惑をかけてばかり」



 頼りない言葉が弱々しく転がり落ちて、魔女は切なげに目を細める。

 ルーキスはそんな彼女の瞳に捕らえられたかのように一瞬硬直したが、ややあって肩の力を抜き、ため息混じりに彼女の後頭部に手を置いた。



「ルーキス様……」


「たしかに間違いなく、お前がいるだけで、マジで本当に心の底からめちゃくちゃ迷惑だ」


「はうっ!! ……ご、ごめんなさ……っ」


「……でも、お前がいると、あまり悪い夢を見ない」



 ぼそり、呟き、指先で魔女の髪を梳く。

 濡れそぼって砂の混じった、指通りの悪い髪。きっとこの雨の中、ルーキスの身を案じて走ってきたのだろうと分かってしまう。


「……ルーキス様?」


 不思議そうに首をかしげる、馬鹿力で、世間知らずで、はた迷惑な魔女。

 いつも冷遇しているというのに、なぜかこちらを慕っていて、笑顔まで眩しくて、兎にも角にもうざったい。


 あれほど慣れたと思っていた夜の闇が、独りだと濃すぎて不安になってしまう程度には──彼女の存在が迷惑で。


「あの、ルーキス様、大丈夫ですか……?」


 心配そうに揺れる瞳。他者から向けられなくなって久しい、ストレートな慈愛の視線。

 このなんとも言えないむず痒さをルーキスは奥歯で噛み殺し、魔女の頬に触れた。



「……冷たい」


「え? あ……す、すみません、さっきまで雨の中にいたので……夜だと少し冷えますよね。よく見たらルーキス様も少し怪我してますし、タンコブまで出来てます。機械人形オートマトンに斬られたりしました?」


機械人形オートマトンに斬られてタンコブで済むのはお前だけだ」



 ところがすぐに突飛な問いが投げ放たれ、やや絆されそうになっていた情がたちまち冷える。はあ、と嘆息した彼は脱力感を覚えながら天井を見つめた。


 ぽん、ぽん。目を合わせず、二回ほど軽く彼女の頭を叩く──ルーキスにできることなど、この程度の励ましが精一杯だ。

 しかし彼の不器用な気遣いをよそに、魔女はしょんぼりとしょげたまま、ルーキスの脚をことさら大きく広げている。



「……おい。お前何してんだ」



 問えば、返ってくるのは、やはり無垢な魔女の視線。



「せっかくなので柔軟の続きを……」


「しようとすんなバァァカ!!」


「ダメです、ルーキス様を気持ちよくするまでは寝かせません!」


「だーから何でそう言い回しがいつも際どいんだよ!! そもそもさっきから何で俺が組み敷かれてんだ俺がお前を押し倒す方だろ普通!!」


「まあ! そうなのですか? では、私が仰向けに寝て開脚すればいいのですね?」


「あっ、違っ、待てそれもダメだバカやめろッ!! あーーもう分かった分かった俺が全部悪かった! ちゃんと正直に話すから離れてくれ、この体勢はマジで誰かに見られたらまず──」



 ガチャッ。


 直後、不吉な音が耳に届き、ルーキスは背筋を凍らせた。

 恐る恐る、扉の方へと顔を向ける。

 するとそこでは雨に濡れて帰ってきたターニャが呆然と立ち尽くしており、ベッド上で開脚させられたまま魔女に組み敷かれている無様な姿を凝視していた。


「……終わった」


 絶望を覚えた彼が顔面を手で覆った瞬間、ターニャは鬼神の如き殺気を纏い、床を蹴って二人の元へ飛び込んでくる。

 その手にはギラリと輝く鉤爪のような武器が装着されており──魔女は瞬時に反応し、ルーキスを姫抱きにするとその場から飛び退いた。


 バギィッ!!


 間一髪、攻撃をかわした瞬間に二人が寝ていたベッドは破壊され、ギョロリ、蛙を睨んだ蛇すら射殺すであろう眼光が魔女を捉える。

 剥き出しの敵意をビリビリと肌で感じ取るルーキスの一方、魔女はきょとんと目を丸めた。



「リハビリの先生ですか?」


「んッなわけねーだろバァァカ!! お前殺されそうになってんだよ今!!」


「まあ、リハビリってハードなのですね!」



 相変わらず見当違いな思考をしている彼女にルーキスは頭を抱えるが、ターニャが攻撃の手を緩めるつもりはないらしく、再び魔女に迫ってきた。


「おい、ターニャ、やめろ!」


 ルーキスが叫ぶものの、彼の忠告を無視し、容赦なく鉤爪を振り回すターニャ。しかし魔女は難なくそれらを回避し、ターニャの繰り出した連撃は宙を掻くばかりだ。

 苛立ちをあらわに目尻を尖らせる彼女に対し、魔女はトンと床を蹴ると笑顔で跳び上がった。



「うふふっ、私みたいな素人相手にも施術してくださるだなんて、優しい先生です〜」


「お前はもう少し危機感を持てェ!」



 あまりの楽観っぷりに思わずルーキスが怒鳴った刹那、人間とは思えぬ動きで瞬間移動してきたターニャが魔女に襲いかかる。


「あ」


 予測できなかった距離の詰め方。空中にいた魔女は目を丸めた。鉤爪は空を裂き、避けきれず、横っ面への攻撃が直撃した魔女はルーキスから引き剥がされる。



「──魔女!!」



 吹っ飛ばされた彼女。窓を突き破り、外へと放り出されてしまう。一方のルーキスは床に落下したが、すぐさま魔女の安否を確認しようと歩行補助マシーンの電源に手をかける。しかし、その前にターニャが彼の手を取った。



「っ……!」


「どこ行くの」


「離せ、ターニャ……!」


「ねえ」



 抵抗を試みるが、華奢なターニャに押さえられた腕がびくともしない。そんな馬鹿な、と困惑すると同時に、彼女は一層低音を発し、鉤爪をルーキスの喉元に突きつけながらのしかかってくる。



「あの女、誰。ルー兄が買った売女? それとも恋人?」


「な……」


「ルー兄、浮気したの? あたしとの約束を破って? 別の女と?」


「は、はあ? 浮気? 約束?」


「約束したじゃないか……手紙を渡しただろ、小さい時に!! あの時『いいよ』って言ってくれたじゃん!! ルー兄の浮気者!! 殺す!!」


「うおおおァ!?」



 目尻を吊り上げ、ターニャは鉤爪の装着された拳を力一杯ルーキスへと振り下ろした。ドゴォッ!──えげつない音と共に破壊される床。寸前で横に転がって避けた彼だが、ターニャの怒りはおさまらない。


「ちょ、待て、ターニャ! 誤解だ!」


 壁際へと追い込まれたルーキスは弁明しようと口火を切る。その瞬間、不意に背後の壁がドンドンッ! と強く叩かれた。



「おい、さっきからうっせーぞテメェら! どんなハードなプレイしてんだ、他の客の迷惑も考えやがれ!」


「うっせーな黙ってろ!! こっちは本気で生死せいしのやり取りしてんだよ!!」


「こっちだって本気で精子せいしのやり取りしてんだ集中させろ!!」


「うッせええええ!!」



 隣室からのくだらないクレームに吠えた瞬間、ほんの目の前にまで距離を詰めてきたターニャの鉤爪が光る。まずい、と焦燥に駆られるルーキス。しかし直後、彼らの間を割くように頭上から影が降った。



「リハビリの最中に失礼いたしますよ、先生」



 不意に割り込んだ声は穏やかに放たれ、二人の視界に淡い魔法の光が映り込む。



「先ほどは、私にまで施術していただきありがとうございます。でも、ルーキス様はお疲れのようなので、そろそろ休憩させませんと」


「っ……魔女!?」


「どうせなら、先生もご一緒に休憩なさってくださいね! はいっ──〝睡眠魔法ドローム〟!」



 いつの間にか戻ってきたらしい泥だらけの魔女は呪文を唱え、軽快な身のこなしで体を捻ると、先ほどターニャから受けた攻撃を真似るかのように彼女の横っ面へと魔法の光を叩きつけた。ほぼ物理的に殴打される形となったターニャは真横に吹っ飛び、部屋の壁を破壊しながら隣の部屋へ消えていく。

 木屑と砂塵が舞い、たった今クレームをつけてきた隣室の客が「ぎゃあああ!?」と叫んで逃げていく中、ルーキスは愕然と目を剥き、魔女は笑顔で手を叩いた。



「ふふ、先ほどの施術で肩こりが治ったので、私も真似してみましたっ! 睡眠魔法もオマケしといたので、程よくリラックスしていただけるといいんですけれど〜」


「た、ターニャァァ!! やりすぎだバカ、アイツはお前と違って人間なんだぞ!? 死んじまったんじゃ──」


「え? 人間? それは違うと思いますよ、ルーキス様」



 魔女は数回瞬いて、さも当然のごとく告げる。彼女の言葉にルーキスが息を詰めると、「だって、」と魔女は続けた。



「──もしも、彼女が人間だったら、私の睡眠魔法ドロームですぐに眠ってしまうはずですもの」



 言い切り、彼女は砂塵の向こうへ目を向ける。

 ランプの明かりも途絶えた暗がりの中から、ゆらり、亡霊のごとく現れたのは、魔女の魔法が直撃したというのに平然と立ち上がったターニャだ。


「な……」


 目を見張り、ルーキスは硬直する。

 眼帯の紐がほどけてあらわになった彼女の左目の周辺は、機械化した鉄のかたまりに覆われ、漆黒の義眼がギョロリと二人を睨んでいたのだった。

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