閑話1 とある人知の及ばぬ所にて

「うん、はあ。はわほわあーー。・・・うーん寝ちゃったか。最近暇だからなぁ。…うん?通知?」




 あなたのお気に入りの民が亡くなりました!!




「ふぇ?え、え、えーーーー!?まさか!!朝田!?あのバランサー!?ちょ!!もっと長生きしてー!!と言うか、あのオーパーツは!?えーと、・・・あ、セーーーフ!!流石バランサーいい仕事する!!でも、またこの星は荒れることになるのかな?第四次世界大戦が発生するのかな?と言うか、はぁ。またあの時みたいに仕事に埋もれるのはぜったいにヤダ!!■■■様!!」


「なんだい?■■■。あ、ちょうど良い。これ、よろしく。」


「へ?うん?・・・・・・つまり、地上に降りて、調査しろってことですよね?」


「そうだ。調査期間中は、代わりの誰かに管理をやらせる…」


「いよしっ!!ヤター!!」


「君は人の話を遮るのかい?」


「<( )>申し訳ありません!!つい、嬉しくて。報告したいのは、朝田が死んだそうです。」


「うん?今?」


「いえ、もう少し前のようです。」


「至急死亡時刻を調べなさい。・・・今すぐに!!」


「ヒャイ!!えーと、・・・今から十一分前です。」


「IDちょうだい。」


「はい?ちょっと待ってください。・・・送りました。」


「・・・あー送ったね。」


「どこへです?」


「異世界。」


「・・・」


「えーと、AIはどうなってる?」


「指示どおりに保護してあります。」


「会おう。」


「はい。」








会談後。










「何ですか!!この不安定な世界!!」


「今にでも戦争が起きて滅亡しかねないですよ!?」


「大丈夫。前の人は一人だったから、二人ならイケルイケル。」








後に盛大な二つの悲鳴が上がったのは言うまでもない。

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