第9話 「次の停車駅は京都再発見1番線です。」
昨日新たな聖地を見つけに行って、帰ったあとグループで通話しながら会議をしたりしていた。
「っていう風に萱島を有名にできるちゃう?って話になってさ〜」
「まぁ〜あいつの電車自慢に付き合わされるのは正直勘弁やけど、有名にできるならまぁ〜それもええか」
「確かに私たちはここを有名にするのが目標やからいいんちゃう?昔遊んでたところが聖地になったりしたらめっちゃ嬉しいよな!」
「ま、まぁ〜都会のキャラとかじゃないから、か、描きやすかったりはするかも.........」
「今日俺たちが聖地見つけに行ってる時にそっちはなんか進んだりしたんか?あと機材とかか〜」
「とりあえず、機材の方は初さんが液タブ持ってたからそれ以外を揃えようって話になって色々見積もりとってきた。その場で買うとしめっちの会計が終わると思ったからとりあえず見積もりだけ」
「確かにしめっち1+1もできひん時あるからな〜俺らも見ながらやらなあかんから、一気にはだるいな」
「え、.........しめっちってた、足し算もで、できないんですか?」
「知らんの?初さんあの人結構アホやで?」
「し、知らんかった.........」
「私たちの方はとりあえず設定は前も言うたかもやけど、アニメ好きなヒロインと電車とその沿線沿いの歴史が好きな主人公という設定にした。で、2人は全く違う趣味やけど、オタクが毛嫌いされるという共通のあれを持ってて分かちあっていくと.........で、電車とアニメは深い関係があるということを知っていくというストーリーやな!ほんで電車の沿線には歴史というものがあって歴史アニメにも出てきたりする!ということを2人は発見して、そこから2人で歴史を解き明かしていくみたいな?で、やっぱり電車とアニメは繋がってる的な?そしてお互いのことを知っていく的な?」
「おー!なかなかいいストーリーやん!電車の知識は真奈に吹き込んどいたから色々聞いてや!」
「てか誰かさんから毎日嫌という程吹き込まれてるから、色々わかってるところもあるんですがね〜?」
「すみません.........」
「ちょっといい?今日あいつと宇治とか行ってきてんやんか〜?」
「え!まじ?聖地行った!?」
「行った行った!まきあそこ好きやもんなー!」
「うわ〜いいなー!また連れて行って!」
「また行こ!今度はみんなで!で話戻すと、京都ってやっぱり大阪とまた違った街並みがあるというかやっぱり1000年の都と言われるように少しお上品なところもあるねんやんか〜」
「あ〜!確かに!宇治行った時思った!」
「あ、まきもやっぱりそう思う?」
「街並みがすごく立派というか、すごく時間かけて丁寧に作られてんな!って感じる歴史的な建物とか多いと思うで?平等院とか特にそう思う!」
「た、確かに.........わ、私もそう思う.........清水寺とかも、すごいなーと思うし金閣寺とかも.........すごい金が使われてて、す、すごいなーか、輝かしいな〜!と思う.........」
「それなら銀閣寺もやん!あそこもすごいでー!」
「とまぁみんなが言うように私達も京都を知ってるようで知らんところもあったりするかもしれへんねんな!だから京都を再発見して、後に大阪も再発見してより歴史に特化したアニメを作っていかへん?と思って〜」
「確かにさっき歴史好きな主人公って言うてたもんな〜?」
「せやねん!最近勉強できるようなアニメやマンガって言うのが流行ってて、自分らもそんなんがかけたらいいなーなんて思ってたら、電車の沿線には歴史があるやん!と思って!で、私が好きで読んでる歴史マンガの中にも京阪沿線の歴史が乗ってたりしててさ〜!ほんで京阪の歴史も一緒に紐解いて行ったら電車好きにもうけるかな?と思って!翔太的にはどう?」
「いいと思うで!でもなんかごちゃごちゃしてるから少しまとめた方がええかもな〜!」
「京阪のみならずNRにも歴史を感じさせることがあるから色んなところの歴史を解き明かしてみるのも面白いかもしれへんで?京阪の走っていない大阪や京都の場所もあるわけやし!」
「確かに!じゃあ色々歴史や再発見をしていこうか!」
こうして次の日の日から京都を再発見することにした。
まず、京都の再発見で向かった場所は出町柳だった。
まぁ〜昨日行こうとゆっていたし、ちょうど京都やし行ってみるかと言うことで出町柳に決まった。
「じゃあ、今日も乗り放題切符買っていきますか〜!」
「まず出町柳って言うのはどんなところなん?」
「まぁ〜せやな〜京阪の最北端の駅でもあるし、目の前には鴨川が大きく拡がっている!祇園四条とかでも鴨川は見れるねんけど、出町柳の方が断然いい!ほんで、美味しい豆餅も売ってるし、季節によっては大文字焼きも見れるねん!」
「そうなんや!川が見れるってことは恋愛のシュチュエーションに関してはめっちゃいいかも!あ、でもお前と私はそういう関係にはならへんけどな?なった時点できしょいから.........」
「心が折れそうや.........」
「まだ折れてなかったん?ほな折りに行こか!」
「折れました!折れました!!」
「とりあえず、行くぞ!」
「ハイハイ.........準急来たら乗って」
こうして俺たちはまた枚方で特急に乗り換え出町柳まで向かった。
枚方から出町柳までは特急に乗るとおよそ30分ほどで着く。だいたいELEGANT SALOONの特急が来るのになぜかCOMFORT SALOONの特急が来た。
ELEGANTやろ普通.........
「まもなく終点、出町柳、出町柳です。」
「地下にある駅やねんな〜」
「まぁ〜見栄えとか交通の関係で地上には作られへんかってん〜」
「そうなんや!」
「祇園四条も昔は地上にあってんけど、地下に潜ったしな〜」
「色々あるんやな〜」
「さあ〜降りよか〜!まぁ降りた先に広がる鴨川見たらめっちゃびっくりするで!まぁ〜すごい!と思うものは無いけどめっちゃ景色がいいねん!」
「ホンマに!ちょっと楽しみ!」
「そういえば、アレなん?真奈って弟大好きやねんやったけ?」
「そう!めっちゃ好きやねん!もう世界一愛しているとゆっても過言ではない!」
「めっちゃ好きやん!」
「弟のためなら死ねる.........」
「ブラコン?」
「そう!ブラコンです!!」
「ちょっとやばい人がいマース」
「殺されたい?」
「すみません.........」
「とりあえず、何よりも弟を愛してる!弟に彼女できたら.........そいつ.........消すかも.........」
「な、なぁ!地上に出てきたで!」
「弟に彼女とか.........」
「ほら!鴨川綺麗やろ!」
「うわ〜!ホンマやな〜!」
「(殺されるところやった.........)」
「めっちゃ広がってるな〜!」
「信号変わったし向こうにも行ってみーひん?」
「うん!」
「ここの鴨川のいい所はな!現代の街並みが広がってるように見えて、ここだけ時が止まってる感じがするねん!
ほんでもう少し向こうに行ったら昔の街中が再現されててめっちゃいいねん〜!」
「ホンマやな〜!鴨川の周りだけ時が止まってるみたい!特に橋の作りとかが!」
「せやろ〜!で、鴨川はみんな色んな人が集まって色んな楽しみ方をしてはるねん!」
「あ〜!確かに!楽器引いてる人もいてたら小さいこと遊んでる親子もいてるな〜!」
「中にはあそこの人らみたいに結婚式の写真を撮ってる人達もいてるねん〜!」
「ほんまや!弟と夏ここに来て水遊びしたら気持ちいいやろうな〜!」
「絶対気持ちいいと思うで!弟くんそんな小さいん?」
「3人おって、1人は中学1年生で2人目は小学校3年生!3人目はまだ5歳やから、楽しめるかなって!」
「おー!そうなんや!3人目の子とかは来たら楽しそうやな〜!」
「せやろー!夏休み行ってみよ!もう少ししたら暑くなってきそうやし!てか最近暑いし!」
「せやな〜!めっちゃ気持ちいいと思うで〜!」
「せやな〜!ちなみにお前が言う気持ちいいは別の意味の気持ちいいちゃうよな?」
「なんでそうなるねん!」
「お前の気持ちいいの言い方がエロく聞こえるからさ〜!」
「エロくないわ〜!」
「私弟おるねんから襲わんといてな?初めて襲われるなら弟がいいから!」
「どんなんやねん.........」
「弟しか勝たん!」
「傍から聞いてたらだいぶヤバい奴やぞ.........」
「なおとかここに来て絵描くの良さそうやな!今思ったけど!」
「めっちゃ話変えるやん.........」
「文句ある?」
「ないです.........でも確かにいい絵がかけそうやな〜!」
「ここは景色もいいし、川の水も綺麗しな〜!」
「確かに!」
「私京都っていうたらいつも宇治にしか行けへんからさ〜
まぁ橋の形とかは似てるけど、川とかまで降りられへんやんか〜」
「まぁ〜せやな〜確かにこういう感じではないな〜!」
「そう思ったら京都にもこういうところがあっていいな〜!と思ったわ!京都再発見やなー!」
「せやな!出町柳だけじゃなくて京阪沿線には他にも京都のいいところあるで!この後は祇園四条とかにも行ってみるか!」
「さっきから気になっててん!祇園四条とかなんかいか言うてて!祇園四条はどんなとこなん?」
「簡単に言うと梅田の京都版やな〜」
「めっちゃ簡単で理解した!」
「せやろ?まぁ〜行ったら直ぐにわかるわ〜!」
「じゃあ、この出町柳の景色を写真撮ったら、祇園四条行ってみる?」
「行こか!めっちゃすごいで!」
2番線に続く.........
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