第2話 「次の停車駅は部活制作です。」
とりあえず.........部活を作るんやったらどないするんやろ.........
朝急にああ言われてもな〜
ということを考えながら学校の一日を過ごしていた。
そして放課後みゆにどこまで部活制作が進んでいるのかを聞くことにした。
「なぁ〜みゆ?部活制作ってどこまで進んでるん?」
「うん.........実はそれを言おうと思っててん。実は何も進んでなくて.........まだ部活の部の字もないねん.........」
「ようそれで俺を無理やり入れようとしたな.........」
「は?文句ある?」
「いえ.........ありません.........」
「とりあえず、生徒会の先生には話を通してるから人数が揃いましたって言いに行かないとね!」
「あ、えーっとあなたの名前は.........」
「あ、私は新家まきって言います!よろしくねー!」
「あ、よろしく〜!」
「まだみんなの名前覚えてないの?」
「いや、今朝であったばっかりで覚えれるわけないやろ.........」
「ち、仕方ないな〜とりあえず.........」
「はい!さっきもゆったけどこの中で一番元気があると自称している新家まきでーす!」
「私は河北真奈.........よろしく」
「.........わ、私は.........初なおって.........言います.........ちょっと人見知りのところがあるのでよろしくです.........」
「これがメンバーやで!覚えてや?」
「はいはい.........とりあえず1つ相談やねんけど.........」
「何?」
「多分今先生に言いに行ったところでメンバーがまだ足りひんって入れると思うねん.........」
「なんで?」
「だって動画編集できる人俺一人しかいてないやん.........」
「うん.........まぁ.........せやな〜確かに言われそう.........」
「そこでや俺の友達にも動画編集できる人いてるからそいつも入れたらあかん?今日呼んでるねんけど.........」
「どんな人?」
「ちょっと来てもらうわ!おーい!透ー!」
そいつは俺の小学校からの友達でこいつも俺と同じように動画編集ができる.........というか動画編集の天才と言ったところだ。
「あ、こんにちは〜池田透と申します。」
「あ、池田かー!久しぶりに話す気がする〜!」
「あ、高柳か。久しぶりやなー!」
「池田やったら別にいいよ!」
「うん!ほなこのメンバーで先生に一回言いに行ってみよ!」
「うん!」
こうして俺たちは生徒会の先生の元に行くことにした。
「失礼します〜衛藤先生はいらっしゃいますかぁー?」
「あ、はいはーい!あ、高柳さーん!部活制作の方は順調かな?」
「今日はそのことについてお話しに来ました!」
「お!そうなんだ!ちょっと聞かせてもらおうか〜!」
先生はそう言って俺たちを小さな部屋へと案内した。
そこでみゆは今までのことを全て先生に話した。
「おー!なかなか具体的になってきたなー!よし!これやったら部活も作れそうやな!でもアニメ制作部作った時に必要になる話を作って見せに来てくれる?あとここからは担当の先生が変わるからその先生にも話しておくからこれからはこの先生に相談してね〜ちなみに先生の名前は蒲生先生やからよろしく〜!話もこの先生にみせてね!」
「わかりました!」
こうして部活設立が明るみになった.........はずだった.........
この後みゆは先生に言われた通り話の構成を考え始めた。
「どんな話を作ろうか?」
「せやな〜とりあえず面白い話を作らないとあかんよな〜」
「やっぱり恋愛系が良くない?」
「それはわかる!」
4人が話している中俺も少し考えていた。やっぱり他にはないアニメを作らないと注目を集めることは難しい.........どうすればいいんだろうか.........
「透なんか思いついた?」
「せやな〜難しいな〜」
「オタクっていう単語入れたくない?私たちの立場を大きくするためにも!」
「確かに!まきナイスー!」
「えへへ!」
「そしたら私たちのことも入れたらいいんちゃう?」
「あ〜なるほど!」
「ほなちょっと思ってんけどさ〜」
「なんや?」
「電車を物語に入れたらいいんちゃう?」
「は?」
「いや、まぁ〜オタクって言うからさ.........なんかアニメとかと関係ないかな〜って.........」
「あるわけないやろ?お前の趣味の部活ちゃうで?」
「いや.........ありかも.........」
「え?真奈?」
「私が話を考えるわけじゃないけど、アニメオタク=気持ち悪いという印象を消したいんやろ?だから多くの人が知ってて身近な電車オタクを掛け合わせてみたらいいんじゃない?」
「なるほど.........確かに俺たち電車オタクも気持ち悪いって言われる経験あるもんな〜」
「え?池田君も電車.........好きなんですか?」
「あ、うん.........俺は京阪じゃなくてNRが好きなんだ!元国鉄のね!」
「なるほど.........」
「あ、ごめんね!あんまり興味ないのに.........」
「いえいえ!私が聞いたので!気にしないでください!」
「そう考えるとそれも悪くないかな?」
「うん!なんせ電車好きが2人もいるんだから話も作りやすいんじゃない?」
「じ、じゃあ.........私達の最寄り駅京阪だから京阪電車を元にしたお話を作らない?」
「いいじゃん!作ってみよ!」
「でも.........どこの駅を元に.........」
「萱島.........」
「え?」
「萱島を元にしない?」
「真奈?」
「だって私達の出会いって萱島じゃない?」
「え?お前ら準急の中で出会ったん?」
「ちげぇよ!」
「じゃあなんで萱島?」
「私達4人は萱島の近くにある幼稚園出身なんだよね!で、よく萱島に集まって色んなところに遊びに行ったんだよね〜」
「へー!そうなんや!」
「だから私たちの思い出は萱島でできたものなんだよね〜!」
「じゃあ!その萱島を舞台にした話を作ろうぜ!俺も京阪好きやし!なんせ一番好きな駅が萱島やねんから!」
「はいはいあんたのその話は聞き飽きた.........じゃあ.........いっちょ頑張りますか!」
こうして部活制作に関わることが大方決まりあとは担当の先生に報告して部活を作るだけ.........のはずだった.........
(作者の猫耳ライムです。
第2話をご覧頂きありがとうございます!
1話目執筆から少し時間が空いてしまい申し訳ありません。少し忙しい日々が続いてしまったのと、なかなか話の持っていき方に苦戦していました。第3話も少し時間が空いてしまうかもですが、私自信満足のいく話にして皆さんに楽しんでもらいたい、面白いと思ってもらいたい。と考えております。
私自信頑張っていきますので、今後も楽しみにしてもらえたら嬉しいです!そしてたくさんの応援ありがとうございます!見る度にとても嬉しいです!
長くなりましたが、第3話もお楽しみにしてください!)
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