1章 33話
『今日からここに住んでね!』
ヘラヘラ男が放った言葉が頭から離れず、数時間が経過していた。
あの後、銀髪は用があるからと家を離れた。
ここから出るな。
そう言葉を残して。
「そんなこと言われてもな…住むとしても服とか学校のものとか持っていかないとだし。」
そう色々考えていたら、もっと現実味がなくなっていった。
服はもちろんそうだが、学校の教科書や参考書、ここに持ってきたいものだって沢山ある。
「まぁでも命には替えられない…か。」
そう自分に言い聞かせて目蓋を閉じた。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーここはどこだ?
真っ暗闇の中、空から光の筋が一つだけ届いている場所がある
「あれは…だれ?」
誰かが立っている。
私は前へと足が進む。
誰なのかを確かめるために
「…銀髪…?」
そこには銀髪が立っていた。
まるで、私の世界を照らす唯一の光のように。
極・恋 〜あの日から始まった恋〜 れいかもめ @r__03_ei
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。極・恋 〜あの日から始まった恋〜の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます