1章 27話

再び意識を取り戻して目を開ける


「え…、なんで…!?」


上には銀髪の顔が。


しかも車の中。


頭の中は大混乱。


「怪我は?」


パニック状態すぎて、銀髪の言葉なんぞ入ってこなかった。


「はぁ。」


ため息をつかれた。


「いや、え、だって、なんで?」


「静香ちゃん、今日から翔太んちで暮らすことになったからね」


車の助手席に乗っている男の人が話しかけてくる。


え、だれ?


てか、


え?


え、、


「ええええええええ!?!?」


「そこまで声出せるなら、怪我はなさそうだな。元気なら離れろ」


いや離れるってどういう…


自分の体制を見た。膝枕。してた。


「はい。」


すぐさま私は座った。

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