1章 25話

『おだわら お金持ち』


そうスマホに打ち込む。


「ん〜出てこないなぁ。」


時間を見るとチャイムが鳴る5分前だ。


「やばい!」


ご飯を口の中にほりこむ。


ーーーーーーーーーーー


放課後。


私は買い物に行くために学校から繁華街に歩いている。


「今日はカレーの気分だなぁ」


スマホに買うものをメモしている時。


隣に1台の黒い車が止まった。


そこで起きた事は一瞬だった。


ーーーーーーーーーーー


目が覚めると両腕、両足、口元、目元全て塞がれていた。


一気に恐怖が溢れ出す。


もう二度と起こらないように努力してきたのに。


私の意識は遠くなっていった。

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