1章 24話

ビクッ


「びっくりした…!」


「お前名前は?」


「…はい?」


急に話しかけられて、急に名前聞かれて。


「え…。藤宮静香(ふじみやしずか)ですけど…」


「へ〜」


そう言って銀髪は立ち去ろうとする。


いやいやいやまてまてまて


「あなたの名前は?」


そう咄嗟に口が出た。


銀髪は立ち止まる。


「織田原翔太(おだわらしょうた)。」


そう言って立ち去った。


おだわら…。確かに彼はそう言った。


「ってことは昨日のチンピラが言ってたのって」


銀髪のことを言ってたのかな…?


相当すごい大金持ちなんだろうな。


スマホを片手にとる。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る