1章 15話
球技大会が終わると18時を過ぎていた。
私は急いで着替えて教室に戻って帰る支度をした。
一斉下校だからバス停には学生達が結構いた。
今日は時間通りにバスが来た。
「良かった…、え、」
私の前の人が乗ると、バスの乗る場所がもう無かった。
仕方ない。次のバスに…
そう思いながら後ろを振り向くと誰もいなかった。
「やばい…!」
なんとしてでも乗ろうとした。
けど、もうバスのドアは閉まって出発してしまっていた。
もう辺りは暗い。
手と足が震え始める。
「今のうちに…学校へ…」
ドンッ
「いたっ」
目の前に人が立っていた。
一瞬で恐怖のどん底へ。
私の意識はもう無かった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます